蒸留酒
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蒸留酒(じょうりゅうしゅ)とは、醸造した酒を蒸留して作られるアルコール飲料である。
概要[編集]
発酵醸造した酒を加熱するとエチルアルコールが先に沸点に達する。それを冷却すると、できた蒸留物は不純物が少なく、アルコール度数も高くなる。道具としては「アランビック」というものを使う。これは熱水蒸溜法」のための3段重ねの装置であり、日本では「らんびき」とされる。
蒸留の回数によって単式蒸留酒と連続式蒸留酒に分別される。芳香系の有機化合物はエステル系のアルコールであるため、香りがよく口当たりがよいのは単式蒸留酒、無臭であり度数も高いスッキリ系が連続式蒸留酒という区分があるらしい。
歴史[編集]
アラビア世界では、蒸留によってアラックが作られており、13、14世紀に中国に伝来していた。
錬金術によって蒸留技術が確立すると、発酵醸造では限界のあるアルコール度数の高い酒を得ようとして醸造酒を蒸留しようと試みる動きがあった。
蒸留酒の種類[編集]
- ウイスキー
- ウォッカ
- 焼酎
- 泡盛
- ジン
- ブランデー
- ラム酒
- アラック - 「アルコール」「アランビック」などとともに中近東由来の語であって「アル」は冠詞。トルコでは「ラク」という。水を加えると白く濁るため「白濁酒」と呼ばれる。
- 白酒 (中国酒)
カクテル[編集]
様々なカクテルのベースとなる。