脂質異常症
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脂質異常症(ししついじょうしょう)とは、血液中のコレステロールや中性脂肪などの値が高くなることで発生する病気のことである。以前の名称は高脂血症(こうしけっしょう)であった。この病気により血管の内側に脂質がたまると、別の病気(動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞など)になるリスクも高まることになるので注意が必要である。
概要[編集]
症状[編集]
- 血液検査によって初めて診断がつく病気である。
- コレステロールは善玉(HDL)と悪玉(LDL)に分けられ、悪玉が増加するか善玉が減ると、動脈硬化を起こしやすくなる。
- 加齢とともに、コレステロール特にLDLが上昇し、特に女性の場合は閉経後に増加が著しい。
対応・治療[編集]
- 食事療法あるいは運動により、生活習慣を改善すること。
- 生活習慣の改善によって治らない場合は、コレステロール値を下げるスタチン、プロブコールなどの薬剤を服用すること。
- 閉経後の女性は、女性ホルモンの減少とともにコレステロール値が高くなるが、薬物療法が必要となるケースは少ない。
- 薬の副作用により、横紋筋融解症が起こりやすくなり、脱力や筋肉痛、こむら返り、尿の色が茶褐色に変化するなどの症状が現れる場合があるが、こうなった場合にはすぐに医師に報告する必要がある。
- 腎機能が低下している高齢者には、スタチンやフィブラート系薬剤は副作用のリスクが高いので、使用しないことが多い。
脂質異常症の場合の薬[1][編集]
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 脂質異常症ホームページへようこそ - 厚生労働省
- 日本動脈硬化学会
- 日本脂質栄養学会
- 家族性高コレステロール血症について(家族性高脂血症) 金沢大学馬渕教授
- 脂質異常症 - 12. ホルモンと代謝の病気 - MSDマニュアル家庭版
- 『脂質異常症』 - コトバンク