群盗(ぐんとう)とは、1781年にフリードリッヒ・フォン・シラーの戯曲・第1作として出版され、翌年の1782年に舞台化する。イタリアの作曲家・ジュゼッペ・ヴェルディの作曲により、オペラ化もされた。
舞台は18世紀のドイツで、貴族から金品を奪って貧しい人々を救う群盗が暗躍していた。その首領のカールは伯爵家の嫡男で、弟の策略で大学留学中に勘当されて絶望する。そして仲間に祭り上げられて義賊の首領になってゆく。これはいわゆる自由と理想を求めて動いた若者たちを描いている。