緑地社

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緑地社(りょくちしゃ)は、日本の小林秀雄の個人出版社1973年(昭和48年)に菊池寛賞を受けている。

概要[編集]

1954年会社の倒産後に独立して出版社を始める。初めての本『日本の民謡』を取次は700分しか取らず、残りの本を手売りで売りさばいていた。

八丈島の流人が書いたとされる地理民俗誌『八丈実記』の原本に出会い、家を売るなどして『八丈実記』の出版にかけ十数年の歳月を経て刊行した。この労力をねぎらって小林秀雄(同姓同名別人)と井伏鱒二が刊行祝賀会を開いた。その翌年に菊池寛賞を受け取った。

その後も離れ島に関心を寄せ『伊豆諸島巡見記録集』など離島関連書籍の刊行を緑地社の方向性として定めている。

参考文献[編集]