絵本甲越軍記
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絵本甲越軍記(えほんこうえつぐんき)とは、戦国時代の史料である。
概要[編集]
著者・成立年代[編集]
著者は速水春暁斎と小沢東陽。成立年代は正編が文化6年(1809年)、文化8年(1811年)、文政8年(1825年)。続編が嘉永5年(1852年)と嘉永6年(1853年)なので、江戸時代後期から末期である。
別称は『甲越軍記』(こうえつぐんき)。
内容[編集]
武田信玄と上杉謙信の両雄の抗争を描いた読本で、全5編。うち正編(絵本甲越軍記。1編から3編)、続編(絵本烈戦功記。前編と後編)に分かれている。
初編が武田信玄編、2編が上杉謙信編、3編は両雄の対決偏から最も激しかった第4回川中島の戦い、山本勘助の死と信玄と謙信の一騎討ちまで、続編は川中島の戦いに関する論評の集大成、それからの両雄の動き、そして謙信の死去と御館の乱による武田氏と上杉氏の和睦(甲越同盟)までを描いている。