統一教会信者を脱会させる方法
統一教会信者を脱会させる方法について述べる。
説得が上手くいかない例[編集]
複数の統一教会信者を相手に、統一教会を脱会するよう説教すると、信者は他の信者たちの視線を気にして説得に応じようとしない。他の信者に限らず、信者でない身内の者さえ近くにいない状態(マンツーマン)で牧師が説得する以外にないのである。
統一教会やカルトの害に付いて知識のない親が、出鱈目な説教をして脱会させようとしても「ウチの親はバカだ。バカの話なんか聞いてられない」と思うだけである。出鱈目な説教をされたら、当然、反発してくるだろうし、最悪の場合、反発したために引っ込みが付かなくなってしまう。まだ統一教会に深入りしていない者であっても、引っ込みが付かなくなった勢いで深入りしてしまいかねない。統一教会側も、勧誘した若者が親と衝突することは想定しており、衝突して引っ込みが付かなくなる心理を利用してくるのである。
ビデオセンターに行くようになった息子や娘に「神なんかいない。宗教なんか止めろ」というような説教をしても、ビデオセンターに嫌々通っている初期の段階であれば効果はあるかもしれないが、ある程度洗脳が進んでいる場合「ウチの親は無神論者だ。無神論者だから共産党だ。共産党はサタンだ。ウチの親はサタンだ」と考えてしまうので逆効果である。
宗教に無知な親が「宗教なんか入るとサリンで人殺しをさせられるぞ」などと見当違いな説教をするのは馬鹿げている。洗脳されて頭がおかしくなり掛けている者でも「それは別の宗教だ。見当違いにも程がある」と考える。
牧師に説得を依頼[編集]
統一教会の教えは聖書的でないということを牧師が根気よく説明する。この方法で、信者になってしまった若者たちの過半数は脱会させることが可能である。山崎浩子と飯星景子は、親が牧師に娘の説得を依頼し脱会させたのである。
どのような牧師に依頼するか[編集]
どのような牧師に依頼しても良いというわけではない。統一教会にビビっている牧師が多いのである。そういう牧師は「統一教会」と聞いただけで敵前逃亡してしまう。
考えようによっては無理もないことである。統一教会はエホ証やモルモンのような紳士淑女が集うカルトではなく、オウム真理教に匹敵する凶悪なカルトなのである。
統一教会を怒らせると1日百本の無言電話、出前のイタズラ注文、家の周辺を信者が彷徨く、などの被害を受け、尚且つ、統一教会に買収されている政治家からの圧力により、警察は統一教会が起こした事件には一切、介入しないということがキリスト教界では知られているのである。
統一教会を警戒することは必要だが、過度に恐れるのも問題である。聖書には「恐れるな」と書いてある所が365箇所もあるのである。
頑なに脱会を拒む信者に「勝手にしろ!」と言ってさっさと帰ってしまうような気の短い牧師は、統一教会信者を説得する仕事には不向きというより、この仕事は無理である。
統一教会の間違いを筋道を立てて根気よく説明できる牧師でなければならない。
森山諭の本によると統一教会信者を説得するどころか、逆に統一教会に入ってしまった情けない牧師も居たそうである。
偽善な思いから、お題目のように「裁くな」「裁くな」と連呼する牧師も、こういう仕事ができるか疑問である。「人を裁くな」という教えも聖書にはあるが、それ以上に聖書は裁きの重要性を教えているのである。森山諭のように、統一教会と、その教祖を厳しく断罪する牧師の方が適任である。
統一教会以外にもカルト化している教派はあるし、個別にカルト化している教会も存在するのである。そういう教会や、そこの牧師に相談するのはNGである。
近所にある教会の中からマトモそうな教会を選び、その教会の牧師に「息子(娘)が統一教会に入ってしまいました。統一教会問題に詳しい人を紹介してほしい」と言うのが正解である。「紹介してほしい」という言い方をするべきなのは、そこの牧師が統一教会信者を説得するのが得意な牧師とは限らないからである。また、牧師の中には、統一教会が怖くて統一教会問題に関わりたくないと思っている牧師が多いのである。そのような牧師は「統一教会問題は他の人に任せてしまいたい」と思っているからである。
「お宅は仏教なんでしょう。寺の坊さんに相談したら良いじゃないですか」なんて言って相談者を門前払いしようとする性格の悪い牧師もいないとは限らない。牧師が相談に応じてくれない場合は諦めずに他の牧師を探すべきである。
牧師による説得の限界[編集]
- 牧師の説得により統一教会信者の百パーセントが脱会するわけではない。脱会するのは三分の二程度である。残りの三分の一は悪い宗教だと知りながら統一教会に留まるわけである。テトス3:11
- 統一教会に入ってしまった息子や娘を説得することを親が牧師に依頼するのが普通のパターンである。しかし、家族全員が統一教会に入っている場合には牧師に説得を依頼する者がおらず、救出のしようがない。
- 牧師の説得を受けてカルト集団からの脱会を決意する機会は信者の全てに平等に与えられるわけではない。それは親次第なのである。親が牧師に説得を依頼するか否かで決まってしまうのである。
- 信者の一部を脱会させても、新たに勧誘されて信者になる者が後を断たないために、何十年もイタチごっこが続いている。カルト集団は国家権力によって強制的に根絶やしにする他ないのである。しかし、統一教会に買収されている政治家が警察に圧力を掛けているため、統一教会が野放しになっているのが現状である。
- 統一教会信者を脱会させるのが得意な牧師であれば、エホ証やモルモンなど、他のキリスト教系カルトの問題にも対応できるであろう。その団体の教えが聖書と違っていることを示すことができるからである。しかし、キリスト教系カルトに入った者を説得し脱会させることが得意な牧師であっても、非キリスト教系カルトにまで対応できる者は少ないと思われる。中にはあらゆるカルトに対応してくれる牧師もいるだろう。しかし、余力が十分にある場合は別だが、統一教会だけ、あるいはキリスト教系カルトだけに限定して対応するくらいが妥当なのではないだろうか。牧師は何もかもできるわけではないのだから。牧師は神ではないのだから。非キリスト教系カルトへの対応がどうしても必要ならば、特定の非キリスト教系カルトへの対策専門の牧師になるという方法もある。戦争では敵を増やし過ぎたら苦戦を余儀なくされるのである。
どうやって説得するか[編集]
統一教会が如何に悪い宗教であるかを説明しても、統一教会信者は全く聞いていないのだという。森山諭師は「統一教会信者は、自己催眠を掛けて自分を思考停止状態にしてしまう」と書いている。
この状態にならないようにするには、信者に特定の聖書箇所を読ませ、そこに書いてあることを本人に説明させる。カルトにはまっている者が付けた説明の間違っている点を指摘し、正しい説明を聞かせる。こうすると思考停止状態にならず話を聞く。これを何日も続けると大抵の者が脱会するようである。
余談になるが、性格の悪い牧師はこのテクニックを悪用する傾向がある。祈祷会などで毎回、カルトになどはまっていない自分の教会の信徒に特定の聖書箇所を読ませ、その意味を即興で説明させ、その説明にケチを付けて「お前なんかクリスチャンじゃねえ」みたいな態度を取る。そもそも即興で完璧な説明を付けることなど誰もができるわけではない。説明にケチを付けて楽しむために、こういうことばかりしているのである。これは牧師による一種のハラスメントである。
補足[編集]
牧師の説得により脱会する者は三分の二。脱会した者はクリスチャンになる者と無神論者になる者に分かれるようである。
森山諭に依頼して統一教会から息子を脱会させて貰った親が「息子がクリスチャンになって仏壇を拝まなくなった。どうしてくれるんだ」と文句を言ったという。牧師に頼んで息子を脱会させて貰った後、くれぐれもそういう馬鹿なことは言わないように。