結城友奈
結城友奈 ゆうき ゆうな | |||||||||||||||||||||||
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結城 友奈(ゆうき ゆうな)とは、「タカヒロIVプロジェクト」第4弾として「Studio五組」が制作したオリジナルテレビアニメ『結城友奈は勇者である』に登場するキャラクターである。
CV:照井春佳
概要[編集]
四国にある讃州中学校に通う中学2年生の女の子。本作の主人公でタイトルにもなっている勇者その人。勇者部という謎の部活に所属しており、他の部活の助っ人やボランティア活動などのあらゆる人助けに精を出している。園子に「はゆーゆ」というあだ名で呼ばれており、園子のことは「園ちゃん」と呼んでいる。
親から武術の手ほどきを受けており、そのため武道の心得があり身体能力が高くスポーツ万能。性格は能天気・楽観的でいつもあっけらかんとしている。マイペースで行き当たりバッタリな行動が多いが、やさしくて友達思いであり、他者を守るためなら身の危険も厭わない。世話焼きな所があり、初登場からツンケンした態度を採っていた三好夏凜に対しても明るく積極的に接し、打ち解けている。いかなる状況も前向きに取り組み挑む。そのため、学校や町の人からは一目置かれる存在であり、なにかと頼りにされている。親しみやすい性格は周囲に心配を掛けず和ませるように演じているモノであり、その他者への思いやりが勇者としての行動にも表れている。
勇者には並々ならない憧れを抱いており、どれほど傷つこうとも勇者として最後まで戦うという強い覚悟を胸に秘めていた。勇者システムの真実を知らされても、誰のせいでもない・デメリットを知らされても勇者になる選択をした、と言い切る精神的強さを持っている。一方で年相応の繊細さも持ち合わせており、自己犠牲とも言い換えられる他者への献身がその危うさを物語っている。残酷な事実に傷つき打ち震えたり、美森を追い詰めていた事実を突き付けられた際には勇者になれないほど精神がボロボロになってしまった。守るものがあるという信念や仲間の支えがあってこそ挫けず、絶望しても再び立ち上がれたのだ。
同じ勇者部所属である東郷美森とは親友であり家も隣同士。交通事故で下半身不随となり過去の記憶も無くした美森と一番最初に友達となって以来、常に一緒に居てお互いを支え合う間柄となっている。友菜は美森本人の希望で「東郷さん」と呼んでいる。将来は美森を助けるために看護の資格を取ろうとしていたらしい。
最終話では色々と不穏なシーンが散りばめられているという話もあるが、何を意味するかは今のところ不明。
外見[編集]
日常時[編集]
髪の色は赤茶色で、白いリボンで短めのポニーテールに纏めている。灰色のニーソックスを着用。右側に花びらのような髪飾りを付けている。
勇者モード時[編集]
イメージカラーは薄めのピンク色又は桃色・桜色。髪の色もピンク色へと変化し、髪もポニーテール部分がかなり長く伸びて、それを花弁状の装飾品で結っている。花びら状の髪留めも巨大化している。
ノースリーブの優しい色合いの衣装に身を包む。胸元は赤色のリボンが付いている。インナーの色は黒。イメージカラーのスパッツとブーツを履いている。手の甲には頑強なガントレットを装着している。
戦闘では徒手格闘による接近戦で拳を御見舞いするのを得意とする。必殺技はジャンプで飛翔し高所からの急降下ストレート「勇者パンチ」と、衝撃で広範囲を焼き払う急降下キックを放つ「勇者キック」。
初変身時では敵の攻撃を格闘で防ぎながら段階的に変身していった。元ネタは『仮面ライダークウガ』の序盤での変身シーン。また、勇者としての適性値は一番高いという。
満開時[編集]
コスチュームが天女の意匠が含まれたものとなり、袖の丈が長くなり、髪を纏めているリボンの花びらも大きくなっている。巨大な拳状のロボットアームが装備されており、両腕の動きに合わせて可動する。頑強で巨大なアームから繰り出される拳は強力無比。
パートナー精霊[編集]
精霊名は「牛鬼」。デフォルメされた牛のような外見・顔で、背中には花弁を模した羽根があり、それのおかげか常に宙に浮いている。友菜の意思に関係なく外の世界にいつも出てきている。食欲旺盛な性格のようで、他の精霊に見境なくかみつく困った癖がある。好物はビーフジャーキー。第8話から「火車」という精霊を新たに加えている。
家族[編集]
アニメにおいては登場しないが、友奈には両親がきちんと存命していている。BD/DVD1巻の特典ゲームの話によれば、両親は豪快な性格なようで、友奈にとって良き親のようだ。親が友奈に武術を教えていることからも、交流が多いと思われる。
動向[編集]
風の語ることにも怒らずに、勇者としてバーテックスとの戦いに赴く。第5話のバーテックスの一斉攻撃時に初めて満開を迎え、宇宙空間に浮かぶバーテックスの超巨大コアを打ち砕き、最後のバーテックスを倒すことに成功する。
第6話では、バーテックスとの戦闘での満開による後遺症で味覚を失っていたことが判明。しかし、一時的なものだと前向きに考える。そして、自分だけ満開になれずに戦闘に役立てなかったことで悩む夏凜がいる海へと向かい、相談に乗る。そして、最後に「好き」という殺し文句によって夏凜を勇者部に連れてくることに成功した。
第8話で再びバーテックスと戦うことになったとき、満開の後遺症でみんなが躊躇する中で一番先に飛び出す。そして、夏凜や風が他の人間を満開させないように自分から満開しようとするなかで、仲間を守る形で満開ゲージを貯め切る渾身の一撃でバーテックスを撃退。その後、他の三人はいつもの学校の屋上に戻る中で、友奈と東郷だけが別の場所に飛ばされる。そこには東郷のことを「わっしー」と呼ぶ乃木園子という人物がベッドの上に横たわっていた。彼女はずっと東郷に会いたかった旨を伝えるも会わせてもらえなかったため、強制的に呼んだのだった。彼女は満開の後には散華が起きて供物として奉げられた体の機能が失われていくという真実を伝え、友奈はその真実を知って美森と共に大きな衝撃を受ける。それでも、友奈は帰りの車の中で美森を抱きしめて「なるべく諦めない」と宣言するのだった。
第9話では東郷と一緒に、満開によって失われた体の機能は二度と元に戻らないことを風に告げる。その後、風は妹の声が二度と元に戻らないことに対する怒りから大赦を潰そうと飛び出して、自分を止めようとする夏凜に剣を振り降ろそうとしたところで友奈が間一髪で間に入って止める。そして、満開になることも恐れずに風先輩を止めることに成功した。しかし、第10話では四国以外はバーテックスに滅ぼされてしまったという世界の真実を知った美森が結界の一部を壊してしまう。
第11話では、神樹を倒そうとする美森と話をするも、みんなを苦しみから解放するためには神樹を倒して世界を終わらせるしかないという東郷を止めることができずに勇者モードがとけて、夏凜と一緒に落ちてしまう。東郷の友達失格という自責の念から精神が不安定になったことで、再び勇者になれずにいたところで夏凜が目覚める。友奈の涙を見たくない夏凜は東郷を止めるためにバーテックスを満開になりながら倒していく。しかし、目や耳の機能を失ってしまった夏凜は勇者モードがとけて落ちてしまう。そんな夏凜から東郷のことを頼まれた友奈は、勇者として戦う事を決意し美森のことを止めるために再び勇者になって立ち向かっていく。
最終話にて友奈は美森を説得し「絶対に一人にさせない」と約束して暴挙を思い止まらせる。散花によって両足が動かなくなりながらもバーテックスの最終攻撃を迎え撃ち神樹を守り抜いた。しかし、美森達が意識を取り戻し散花によって持って行かれた身体機能も次第に取戻していく一方で友奈は意識を回復しなかった。美森達は諦めず友奈に声を掛け続け、ある日友奈はついに意識を取り戻した。仲間の助けを受けつつも体力を回復させていき、無事に文化祭に出場出来た。
おまけエピソード「その後の園子」では、園子に何かしらの違和感を感じられている。
裏話[編集]
- 最終話では、友奈が意識を取り戻すかどうかで意見が割れたらしい。シリーズ構成の上江洲誠は友奈の魂が戻るかどうかを引っ張ろうとしていたらしいが、折れて意識を取り戻すこととなった。その代わりに気を失う場面を入れたという。
関連商品[編集]
- 結城友奈のねんどろいど[1]
- 2014年12月27日に発表。
脚注[編集]
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- TVアニメ「結城友奈は勇者である」公式サイト
- 結城友奈は勇者である 番組サイト - 毎日放送
- 音泉 | ラジオ「結城友奈は勇者である」勇者部活動報告
- 結城友奈は勇者である - ニコニコチャンネル:アニメ
- 結城友奈は勇者である (@anime_yukiyuna) | Twitter
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