素子

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素子とは、何らかの機能を担った系(システム)をいう。英語の「セル(cell)」の訳語である。

概要[編集]

よく知られているものとしては「乾電池」がある。海外ブランドでは「デュラセル(Duracell)」がある。
太陽光発電に用いられる太陽光発電素子は「ソーラー・セル」の訳語である。

人間生活との関わり・利用[編集]

「純流体素子」という、流体を使った素子もあり、論理素子にも使える。理論上はコンピューターも作れる(やらないが)。純流体素子の中にはヒルシュ素子という奇天烈なものがあり、T字型の素子に縦棒のところから圧搾空気を注入すると、横棒の一方の端から熱風が、反対の端から冷風が出てくる。「おい、それ熱力学の法則に反してるだろ!」という話はあったが、じつはちゃんと動作する。断熱膨張した空気を円形の周回路に吹きこむと、遠心力によって高速な部分は外側、低速な部分は中心部に移動するため、それを取りだすと外側の空気は熱風、中心の空気は冷風となる。
他にはペルチエ素子があり、電気を流すと一方の面は冷たく、反対の面は温かくなるため、小型の家庭用温蔵庫冷蔵庫クーラーボックス、ペットのケージの冷暖房などに使われる。

脚注[編集]

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 尾崎省太郎、原美明『純流体素子入門(増補改訂版)』