糸数アブチラガマ(いとかず―)とは、第二次世界大戦の沖縄戦で、現地人が避難していた洞窟の事である。
沖縄県の島の南端、南城市の近くにあり、全長270メートル。中の高さはまちまちで腰をかがめなくては抜けられない場所もあれば10メートルの高さがある場所もあったという。
洞窟のには軍部が撤退後に重傷者を放置する場所があり、破傷風の兵士などが捨て置かれていて地獄絵図だったと言われる。さらに洞窟の奥には遺体安置所があった。