破傷風

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破傷風(はしょうふう)は、傷口が嫌気性破傷風菌に触れた時に罹患する、疾病である。

概要[編集]

元々嫌気性の菌で、土中に多く含まれる。このため、焼け跡などで古釘を踏み抜いたり、土木作業員が材木のとげを指に刺しただけで罹患することがあるやっかいな病気である。

経過[編集]

初めのうちは四肢がだるいとか、口を開けづらくなる程度だが、重症になると弓なり硬直という発作が起きる。これは身体がちょっとした刺激で弓なりになるもので、それが原因で背骨が折れたりする。やがて衰弱して死に至る怖い病である。

予防法[編集]

破傷風トキソイドによる予防注射があるが、一定の年数を過ぎると無効になるため定期的に打つことが望ましい。なお、有効期限を過ぎたお年寄りなどが、庭いじりをして罹患する例が年に数件出てきている。

オキシドールによる消毒も効果がある。これはオキシドールがタンパク質に反応して酸素の泡を出すためである。

治療法[編集]

北里柴三郎により血清療法が開発され、それが主流となっている。

小説[編集]

漫画[編集]