空中給油
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空中給油(くうちゅうきゅうゆ)とは、空中給油機と他の航空機をホースや筒状のブームと呼ばれる装置で繋いで、飛行しながら燃料を補給する作業のことである。
概要[編集]
航空機は燃料を積んで飛行するが、それが尽きる前に着陸して燃料を補給しなければならない。しかし、何らかの事情によって飛行を続けるために行うのが空中給油である。
歴史[編集]
1920年代に実験が始まったが、これは作業者が機外に出て人力で給油を行う非常に危険なものであった。
事故[編集]
給油機の後方における気流の乱れもあるため、夜間に行われる場合は特に難易度が高いとされている。実際、平成28年(2016年)12月には沖縄県のアメリカ軍普天間飛行場所属の輸送機・オスプレイがプロペラを給油機のホースに接触させ、名護市の浅瀬に不時着して大破している。アメリカ軍では本来、実施する前に厳しい資格訓練が必要になるのだが、平成30年(2018年)12月に高知県沖で事故を起こした操縦士に至っては資格を得る十分な訓練を終えていなかったことも明らかになっている。