祖語

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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祖語(そご)とは、複数の言語の共通の祖先となった言語のことである。例えば、インド・ヨーロッパ語族の全ての言語の共通祖先になった言語はインド・ヨーロッパ祖語と呼ばれている。殆どの場合、祖語は有史以前に分化して他の言語になっているため、文献記録が残されていない。それでも、分化した現在の言語の発音・文法・語彙などから、共通する祖先をもつ言語を見出すことによって、祖語を再構することが可能である。しかし、偶然の一致によって言語が似通ることもあり、共通の祖語から分かれたものなのか不明である言語も多い。祖語を更に遡ると、地球上に存在する全ての言語は世界祖語という唯一の祖語にたどり着くとする説も存在するが、その立証は困難である。