世界祖語

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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世界祖語(せかいそご)または人類祖語(じんるいそご)とは、全世界にある全ての言語は単一の祖語から分かれたという仮説において、その全言語の祖語のことをいう。そもそも人類は元を辿ると共通祖先にたどり着くので、言語についても全ては唯一の共通言語から分かれたのではないかという説が生まれるのも無理はない。しかし、分化してから1万年以上経過したものについては再構を行うのが極めて困難である。もし世界祖語が実在したとすると、現生人類がアジアに進出する前の10万年前から15万年前に、アフリカ北東部で話されていたことになるが、これは1万年を大きく超えており、世界祖語が実在したことを立証するのはほぼ不可能と言える。それでも、世界祖語はロマンのある考えであろう。