インド・ヨーロッパ祖語

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インド・ヨーロッパ祖語(インド・ヨーロッパそご)もしくは略して印欧祖語(いんおうそご)とは、インド・ヨーロッパ語族の全ての言語の祖先となった言語のことである。

概要[編集]

祖語の中では最もよく研究されている言語であり、再構したインド・ヨーロッパ祖語で書かれた小説も出版されている。紀元前6000年頃まで現在のトルコで話されていたという説と、紀元前4000年ごろまで現在のウクライナで話されていたという説があったが、現在では後者の説が有力である。紀元前4000年を過ぎると、まずアジア方面の言語から分岐が始まり、次にヨーロッパ方面の言語が分岐していった。インド・ヨーロッパ祖語は格変化が8種類もある屈折語だったが、分化した言語では単純化していった。