社会起業家
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社会起業家(しゃかいきぎょうか)とは、貧困や環境破壊などの社会問題をビジネスにより解決しようとする起業家のことである。普通の起業家は利益優先が第一目的であるが、社会起業家の場合は目的は社会問題の解決であり、このあたりはNPOに似ている。NPOとの違いは社会起業家が株式会社や有限会社を設立するケースも多いことである[1]。
世界的に著名な社会起業家としては2006年にノーベル平和賞を受賞したバングラデシュの銀行家であるムハンマド・ユヌスがいる。彼は信用が無く、普通の銀行からは資金が借りられない貧しい人に低利子・無担保で貸す銀行を設立したことである。例を挙げるとすれば、裁縫の技術はあるのにミシンを所持していない人がおり、その人が借りた資金でミシンを購入すれば、たくさんの洋服を作り上げて利益を上げることが可能になる。貧困者に対して一時的な施しではなく、自立のチャンスを与えることで貧困問題を解決しようとしたのである[1]。
日本や世界を舞台にして活躍する日本人の社会起業家も増加しており[1]、今後の活躍も期待されている。