社会復帰促進センター
ナビゲーションに移動
検索に移動
社会復帰促進センター(しゃかいふっきそくしんセンター)とは、犯罪者が社会に復帰するために職業訓練などを行う刑務所のことである。国と民間が協同で運営に当たっている刑務所であり、別名をPFI(プライベート・ファイナンス・イニシアチブ・Private Finance Initiative)刑務所という[1]。
概要[編集]
社会復帰促進センターに収容される場合、その部屋は単独室が多く、内装はビジネスホテルのような造りで非常に清潔であり、一般の刑務所とは住環境が全く異なることになる。この社会復帰促進センターが設立された理由は、そもそも日本の犯罪者の収容率が既に100パーセントを超えて過剰収容状態になっていたという背景があったためである。マンパワー不足を補うために刑務所の運営を一部、民間に委託せざるを得なくなったのである。ただ、刑務所が足りなくなるほど犯罪者が増加したというのではない。統計的に見れば、目立った犯罪は増加していない。真の理由は、日本において犯罪者に対する厳罰化の動きが強まったためであり、令和元年(2019年)時点ではほぼ過剰収容問題は解消されている[1][2]。