砥部衝上断層
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砥部衝上断層(とべしょうじょうだんそう、あるいは、とべつきあげだんそう)は、愛媛県伊予郡砥部町大南に存在する断層である。
概要[編集]
砥部町の中心の大南の南寄り、砥部川の河岸にある断層である。衝上断層は逆断層ともいわれ、その所以は下盤がずり上がって古い地層が新しい地層の上になっているためである。
この砥部の断層は、約2500年前の地殻変動によって生じたものと推定され、断層の上部には頁岩と砂岩、下部は礫岩からなっており、その間に安山岩の岩脈が入り込んでいる。南西日本を外帯(南側)と内帯(北側)に分ける大断層、いわゆる中央構造線の活動を知る地質学上の貴重な資料であるとして、国の天然記念物に指定されている。