石井桃子

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石井桃子(いしい ももこ、1907年3月10日-2008年4月2日)は、編集者、作家、翻訳家、児童文学作家。

人物[編集]

埼玉県浦和市(のちさいたま市)生まれ。1928年日本女子大学校卒、文藝春秋社新潮社で編集者として活動する。当時レズビアンで、小里文子と同棲していた。太宰治は二歳年上の石井が好きだったという。井伏鱒二の「ドリトル先生」シリーズの翻訳は、石井の下訳をもとにしている。

戦後、1950年に岩波書店に入り、51年、創作童話『ノンちゃん雲に乗る』を発表するとベストセラーになり、鰐淵晴子の主演で映画化もされた。1954年、菊池寛賞を受賞、同年、岩波書店を退社する。以後、児童書の普及のための活動を行い、93年、日本藝術院賞受賞、日本藝術院会員となる。95年、小里文子との関係をフィクションにした長編小説『幻の朱い実』で読売文学賞を受賞。2007年、朝日賞を受賞し、101歳まで生きた。