盛り土
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盛り土(もりど)とは、土砂を盛り上げて斜面を平坦にしたり、低い地盤を高くしたりする工事のことである。盛土とも書かれる。住宅や道路の整備のほか、別の建設工事で生じた残土の処理を目的とする。ただし、大雨や地震などの災害で崩れ落ちる危険性がある場合は、土地を支えるコンクリート壁や雨水の排出設備が必要となる。宅地用の場合は、補強などの技術基準が法律で定められているほか、林地に造る場合は指定した区域の開発を許可制にするなど、目的や場所による規制はある。ただし、盛り土全般を規制する法律は令和3年(2021年)7月時点では存在していない。なお、令和3年(2021年)7月に発生した熱海伊豆山土石流事件であるが、この土石流は大部分が発生起点の盛り土であり、不適切な施工の疑いが浮上している。