現預金
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現預金(げんよきん)とは、現金と預金をまとめた呼び方のことである。普通は現金・預金と分けられるか、現金預金などと言われたりする。株式や土地などの形で保有する資産とは違って、すぐに支払いに充てることができる。日本では家計金融資産に占める現預金の比率が令和2年(2020年)3月末時点で54.2パーセントに上っており、これはアメリカ合衆国の13.7パーセントや欧州の34.9パーセントをはるかに上回っている。ただし、投資などで資産を減少させる可能性が低い一方で、株式の恩恵を享受しにくいという欠点もある。企業の現預金は経済危機、災害危機などの場合に事業継続の支えとなるが、人件費や設備投資により積極的に現預金を回すべきという考え方も存在する。