犬山市福祉会館
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犬山市福祉会館(いぬやましふくしかいかん)は、愛知県犬山市大字犬山字北古券2にある公共施設。
歴史[編集]
かつてのこの地には犬山城の大手門があり、その後には犬山町役場があった。岡部益衛市長在任時の1969年11月に起工し、1970年10月2日に竣工式を開催、犬山市福祉会館が開館した。建設にあたっては国民年金融資を受けている。
建物は鉄筋コンクリート造、5階建てである。敷地面積は1977.7平方メートル(598坪)、建築面積は1159.2平方メートル(351坪)である。設計は小牧市市民会館(1972年)や一宮市民文化会館(1974年)などと同じ伊藤建築設計事務所[1]。
開館当時の1階には、ホール・遊戯室・集会室などの児童館機能や食堂があった。2階には、静養室・健康相談室・図書室・浴室・音楽室・電話交換室などがあった。3階には、閲覧室・和風会議室などがあった。4階には、会議室・応接室・館長室・事務室などがあった。5階には、大会議室・中会議室・舞台などがあった。
2020年3月に廃止された。建物の老朽化が主な理由だが、5階建てのハコモノ的外観が城下町の景観を損ねているとして観光客に不評だったことも理由とされる。犬山市福祉会館が担っていた機能は、国際観光センター・フロイデに移転させる。
脚注[編集]
参考文献[編集]
- 「犬山市福祉会館完成 丸の内旧犬山町役場跡」『広報いぬやま』1970年10月5日号(171号)、p.2
- 「犬山市 福祉会館解体 20年3月閉鎖、不評・老朽化 『城下町の景観損ねる』」毎日新聞、2018年1月13日