東京 (マイ・ペースの曲)
- カバーしたアーティスト
- BEGIN
- 丸山みゆき
- 敏いとうとハッピー&ブルー
- クミコ
- 柴田淳
- 山内惠介
- 石原詢子、田川寿美
- 因幡晃、相田翔子
- 坂本九
- パク・ジュニョン、松阪ゆうき、中澤卓也
- 森田貢(一人)セルフカバー
★丸山みゆきの場合は、曲名が英語で「TOKYO」として。ただし、丸山みゆきの場合は、絶版・廃盤のため、音源はおそらく絶滅のため、SoundHoundには未対応。
概要
『東京』(とうきょう)は、1974年10月25日に発売されたマイ・ペースのメジャーデビューシングル。及び同シングルに収録された楽曲。そもそも、この曲の演奏形態はフォークである。マイ・ペースは、森田貢、伊藤進、根次男の3人で結成されたフォークソンググループで、いずれも同級生である。作詞・作曲=森田貢。東京に住む恋人と名古屋に住んでいる主人公との遠距離恋愛をしている物語を描いたセンチメンタルな雰囲気と、誰もが憧れた東京を題材とした物語を融合させた楽曲。哀愁を帯びながらも、サビは君が住んでいる美しい花の都の華やかさが対照的に表現されている。この曲のタイトルを「東京」という名前にした理由は不明かも。マイ・ペースのカバー「東京」は、BEGIN、丸山みゆき、敏いとうとハッピー&ブルー、柴田淳、クミコなどといった多くのアーティストにカバーされ、バージョンは新しく変わるときがある。op fullのバージョンは、BEGIN、敏いとうとハッピー&ブルー、丸山みゆき、クミコ、柴田淳の5種類。この曲のカバーを有名にしたのはBEGINであり、ドラマ「東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜」の主題歌となった。BEGINのカバーは2006年10月25日発売。オリジナルキーはホ短調(ただし、サビはト長調)(BEGINのカバーはヘ短調、サビは変イ長調)。結局、マイ・ペースのヒット曲はこの1曲しかないのである。オリジナルの楽器編成は、フォークギター×2、エレキベース、フルート、エレクトリックピアノ、ドラム。ゲストプレーヤーは、エレキベースは正治直美、ドラムは神谷俊彦。
2000年12月21日に、マイ・ペースのリードボーカルの森田貢が「東京」をセルフカバーしたアルバム「1/M さよならの数だけ」を発売。森田貢のセルフカバーは、マイ・ペースの東京の2000年録音verと解釈できる。
2011年4月12日、『NHK歌謡コンサート』(NHK総合)、2013年12月26日、『名曲ベストヒット歌謡』(テレビ東京)、 2014年2月27日、『木曜8時のコンサート』で放送している。
解説
歌詞の一部に「さよなら」が含まれているという意味は、東京駅のフォームでの最終電車で、東京にいる恋人と別れた訳である。最終電車といえば、夜の11時前後で、もうすでに寝る時間だというのに、これはどういうことかというと、確かに今の時代なら帰り道が無く迷ってしまう気がする。恋人に会いたくて、好きという気持ちだけど、最終電車で別れるというフレーズで、結局それ以降恋人に会っていないことになる。さよならした恋人の方は地元から遠く離れて引っ越したりする場合もある。恋人はいつかまた会おうねと言っていて、その言葉がどんどん蘇ってきて、気分が高まった感じがする。
東京に出かける時、先を急いでいたために、電車が到着して扉が開いた瞬間、何も考える暇もなくすぐに電車に飛び乗った。東京へと出かける時、たまには旅行の時もあり、なんとなく胸がわくわくする。夢と希望、愛、孤独、悲しみなどを乗せて、どんなに遠く離れてても、どんな苦難でも乗り越えながら、君は東京に住んでいた訳である。主人公が名古屋にいて、歌詞の内容に東京に住む恋人との遠距離恋愛が垣間見えていて、会えなくても心が通い合うという印象が描かれている。
東京は日本の首都であり、恋人が住んでいるからきれいに見える場所で、君がその地で咲く花の都である。君が咲く花の都とは、都の美称で、派手さがあり、強い憧れの街の華やかさを表現するという意味である。君がいる都市として、東京が選ばれている。東京の県庁所在地は新宿区。最初にお目にかかる思い出話は、名古屋からの修学旅行であり、中学3年生の時に、千葉県にある東京ディズニーリゾートに行ったときの思い出がある訳で、限りなく懐かしい気がする。千葉県にある東京ディズニーリゾートを東京にしてしまうぐらいの東京の魔力でもある。恋人が東京のどこかに引っ越してしまったり、旅行したり、ある時代に地方出身の方なら、東京の憧れの気持ちがあるかもしれない。これにより、東京は君の住む街だと思っている訳である。
2番の歌い出しで出てくるイメージは、東京で会っているときの恋人の優しさの情景を思い出している。ともあれ、心はむなしくなり、帰る時などいつも寂しい心情である。そしてそこから続く言葉は、夢に出てきた人と偶然会うかもしれないと思っている訳であり、今は寂しくて一緒に住めないので、離れて暮らして行こうと思っている。いつの時点で東京に戻りたいのか、という様子が見える。前に出てきた内容と同じように、君に笑いながらさよならしたのは、相手に物悲しい思いをさせないようにするためである。でも、実際笑うとうれしくなる時もある。君の住む街東京へ戻る時に、ふるさとまでの距離が遠くて、どうしようもない気がする。哀愁感が漂うメロディーを受け継いでいる遠距離恋愛の切なさというセンチメンタルな雰囲気が胸に響く。
音域データ
1オクターブ半+半音。半音19個。最高音は平行長調の導音。
コード譜のグラフ
メロディーの出だしを1小節からとする。合計47小節あるということになる。サビは33小節目からである。4/4拍子。オリジナル=初期型の音源のみだと、46小節目のコードの訂正はどっちで読み取るかはわからなくなる。この曲は、たくさんのアーティストにカバーされているので、Chordify、MyChordで読み取ってみればよい。
1小節 | 2小節 | 3小節 | 4小節 | 5小節 | 6小節 | 7小節 | 8小節 | ||||||||||||||||||||||||
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Em | B7 | Em |
9小節 | 10小節 | 11小節 | 12小節 | 13小節 | 14小節 | 15小節 | 16小節 | ||||||||||||||||||||||||
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E7 | Am | Em | F#7 | B7 | B7(#9) |
17小節(何も思わずに) | 18小節 | 19小節 | 20小節 | 21小節 | 22小節 | 23小節 | 24小節 | ||||||||||||||||||||||||
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Em | B7 | Em |
25小節 | 26小節 | 27小節 | 28小節 | 29小節 | 30小節 | 31小節 | 32小節 | ||||||||||||||||||||||||
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E7 | Am | Em | F#7 | B7 | Em |
33小節(サビ) | 34小節 | 35小節 | 36小節 | 37小節 | 38小節 | 39小節 | 40小節 | ||||||||||||||||||||||||
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E | E7 | Am | Am7 | D7 | G | B7 |
41小節 | 42小節 | 43小節 | 44小節 | 45小節 | 46小節 | 47小節 | |||||||||||||||||||||
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E | E7 | Am | Am7 | D7 | C | 〔D7 オプション〕 | G |