火責め

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

火責め(ひぜめ)とは、人間処刑方法のひとつである。火刑とは異なる処刑方法である。

概要[編集]

これは受刑者を熱した炭火の上に座らせて、じわじわと焼いていく処刑方法である。炭火を用いるのは受刑者を苦しめる目的もあるため、火が燃え上がって受刑者を殺さないようにするためもあったという。このまま焼いていけば受刑者の肉体が焦げていき、その何とも言えない匂いが周辺に充満する。受刑者の絶叫があたりに響き、重度の火傷を負うと死去してしまう場合もあった。熟練の処刑執行人の場合だと、火力を調整しながら殺さない程度に最も強い苦痛が与えられる温度に調整する技を身につけていたという。また、火のついた焼け火箸を受刑者の背中に刺したり、時には眼球を貫くような残酷な処刑方法もあったという。

日本ではこの処刑方法は、主にキリシタンに対する弾圧で使われたという。