流星群
ナビゲーションに移動
検索に移動
流星群(りゅうせいぐん)とは、毎年決まった時期に、決まった方角から多くの流星が現れる現象。
原理[編集]
大きな彗星が太陽系中心部を通過すると、軌道にたくさんの塵を残していく。地球は太陽の周りを1年に1回転するので、毎年決まった時期に、たくさんある塵の帯の中に地球が入っていくことになる。すると塵が次々に地球の大気圏に突入し、流星が見られる。このため、流星が流れた線を延長していくと、ほぼ1点にたどり着く。これを輻射点という。また、最もよく流星が見られる時期を、極大という。帯の密度には差があるので、流星群によって見られる流星の数や、見られる期間は異なる。また、塵を残した彗星が回帰すると、特に多くの流星が見られる。
命名[編集]
主な流星群は命名されている。通常は、ペルセウス座流星群、しぶんぎ座流星群、ふたご座流星群[1]のように「(輻射点のある星座名)流星群」と命名される。これで区別できない場合、みずがめ座η流星群のように輻射点の近くの恒星の名や星座内での方位を使ったり、極大となる月を入れたりする。また、昼間しか見られないものは、名称に「昼間」と付く。