津波の歌(つなみのうた)とは、インドネシアのシムル島に昔から伝わる歌「スモン」のことである。「大地震が起こったら高いところに逃げなさい」という内容である。
意味不明の歌であったが、スマトラ沖大地震による津波が起こったときに歌の意味が判明する。シムル島の島民は歌の通りに高台に避難したため、津波による犠牲者は殆ど出なかった。
島民の祖先が、大昔に大地震と大津波が起こったときに高台にいた人だけが助かったという教訓を子孫に伝えるために、このような曲を残したのである。