永楽大典
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永楽大典(えいらくたいてん)は明の永楽帝が編纂させた類書である。1407年に作られた。類書としては中国最大といわれる。2万2877巻、1万1095冊からなるものの、散逸してしまい、一部のみが残る。
当初は「文献大成」と称していたが、内容不備により編集しなおして、『永楽大典』の名称となった。元以前の文献を含んでおり、学術的にも貴重である。俗に『永楽大典』と言われるものは、『永楽大典』から部分的に拾い出し復元したものであり、『旧五代史』『宋会要稿』が該当する。
1562年に正副二本が作られ、原本は南京、副本は北京の皇城内に保管されていたが、明末の動乱や清末の混乱で大半を失った。
日本では静嘉堂文庫と東洋文庫に数十部ないし、数部が保存されている。