間氷期
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間氷期(かんぴょうき)とは、氷河時代の中でも比較的温暖な時代のことである。気候が温暖になる要因として、赤道傾斜角や軌道離心率の変化に伴う日射量の増加、火山活動の沈静化、二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガスの濃度の増大などが挙げられるが、完全には解明されていない。間氷期と氷期を分ける明確な基準は存在しないが、概ね平地の氷河が北緯50度より北、南緯50度より南まで後退し、地球全体の平均気温が10℃を超えると間氷期と呼ばれる傾向がある。現在は間氷期であるとされる。ただし、間氷期は「氷期の間」と読めるために、次の氷期がまだ来ていない(次の氷期が来ずに、極地や高山を含め氷河が完全に消滅して氷河時代そのものが終焉する可能性もゼロではない)現段階でこの温暖な時期を間氷期と呼ぶのは適切ではないという意見もある。