概算要求
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概算要求(がいさんようきゅう)とは、翌年度の予算編成に向けて、中央省庁が支出を見積もって必要額を要求することである。
概要[編集]
政策経費や人件費などの見積額を取りまとめて財務省に提出する。日本政府は例年、予算膨張に歯止めをかける概算要求基準を夏頃に策定し、各省庁が8月末までに要求している。財務省と各省庁との折衝により必要額を絞り込むなどして、12月下旬に政府予算案を閣議決定することになる。
各省庁が翌年度予算で必要となる経費の見積額を財務省に出す際のルールを「概算要求基準」という。これは歳出が際限なく膨らむのを防ぐ狙いがある。かつては歳出総額の上限を設けて、天井を意味する英語の「シーリング」と呼ばれていたが、2021年現在では年金や医療といった項目別に上限の目安が示されている。