森喜一
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森 喜一(もり きいち、1898年[注 1] - ?)は、経済学者。専攻は工業労働問題[1]。
東京・深川生まれ[1]。旧制第二高等学校独法科中退[2]。1924年早稲田大学政経学科卒業[1]。日本労働科学研究所員、満鉄調査部嘱託(東京調査室)[3]、高校教員、団体嘱託などを歴任[4]。1962年九州産業大学教授。1966年広島経済大学教授[2]。日本経済史・工業経済論を担当。1977年退職[3]。
著書[編集]
- 『恐慌裡の日本資本主義經濟解剖』(白揚社、1930年、発禁)[5]
- 『恐慌裡の日本經濟解剖』(白揚社、1930年)
- 『日本金融資本政治の解剖』(白揚社、1931年)
- 『日本資本主義發達史序論』(白揚社、1932年)
- 『日本資本主義發達史序説』(白揚社、1934年)
- 『日本資本主義發生史』(叢文閣、1935年)
- 『日本中小産業の機構』(白揚社、1940年)
- 『再編成過程の日本中小産業』(八元社、1941年)
- 『日本生産機構入門』(今日の問題社、1942年)
- 『日本工業構成史』(伊藤書店、1943年)
- 『日本工業構成論』(民族科學社、1943年)
- 『日本工業勞働力論序説』(伊藤書店、1944年)
- 『重工業の賃金と生活』(民族科學社、1944年)
- 『日本農業に於る資本主義の發達』(白揚社、1947年)
- 『日本資本主義前史――封建制崩壊過程の一研究』(夏目書店、1948年)
- 『日本の農業革命――農地改革と恐慌』(白揚社、1949年)
- 『これからの日本農業』(柏葉書院[協同組合農民文庫]、1949年)
- 『生活――政治と対決するもの』(岩波書店[岩波新書]、1955年)
- 『貧乏線ABC』(新評論社、1956年)
- 『都市の貪困』(三一書房[三一新書]、1959年)
- 『生活費』(三一書房[三一新書]、1959年)
- 『日本労働者階級状態史』(三一書房、1961年、新装版1974年)
- 『続日本労働者階級状態史』(三一書房、1962年、新装版1974年)
- 『労働者の生活――維新から九十年』(岩波書店[岩波新書]、1963年)
- 『戦後日本の労働者像――政治/社会のゆがみと労働者の位置』(光和堂、1965年)
- 『日本の近代化と労働者階級――階級像の歴史的展開』(日本評論社、1979年)
訳書[編集]
- ウンターマン『哲学思想の史的考察――進化学説の史的批判』(改造社、1925年)
- O.タニン、E.ヨハン『近代日本政治史――日本に於けるミリタリズム及びファシズムの發展を通して見た』(松原宏共訳、叢文閣[日本研究叢書]、1936年)
脚注[編集]
注釈[編集]
- ↑ 『日本の農業革命』(1949年)・『生活費』(1959年)・『労働者の生活』(1963年)では1900年生まれ。『日本労働者階級状態史』(1974年)・『日本の近代化と労働者階級』(1979年)・『著作権台帳』(1997年)では1898年生まれ。