桜田御用屋敷(さくらだごようやしき)とは、征夷大将軍が死去し、新しい将軍が就任した際、その将軍の生母、あるいは養母以外の妻妾(正室、側室を問わず。主に側室)が江戸城大奥から去って移る屋敷のことである。この屋敷に移された妻妾は、亡き将軍の供養にひたすら務める生活を強いられることになった。警備は御庭番が務めた。大奥における「姥捨て山」と称されたという。