根性論
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根性論(こんじょうろん)とは、根性に万能性を見出す精神論の一つ。
概要[編集]
日本で根性論が浸透したのは1964年の東京五輪で女子バレーボール日本代表が根性論的なトレーニング・指導で金メダルを取ったのがきっかけとされる。そのため、根性論はプロスポーツ・アマチュアスポーツ(学校の体育・部活動も含む)から社会全体へと広まっていった。
東京五輪以降スポーツの世界を支配していった根性論は勝利至上主義の正当化に非常の都合の良い存在で、シゴキや暴力を伴う指導が当たり前になる原因になったとされ、徹底した競争や勝利の追求の中で行き詰まった時に撤退する事を許さない風潮にも影響しているとされる。
根性論によって結果を残したアスリートが全く居ない訳では無いが、それ以上に競技者の故障による競技続行断念、事故死、自殺などを招いているという意見もある。