根付
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根付(ねつけ)とは、印籠や煙草入れなどを持ち歩く時、それらを紐の先に結び付けて帯から滑り落ちないようにした吊り具のことである。
根付は、当初は素朴な吊り具に過ぎなかったが、時代を経るに従ってその製作を専業とする工人も出てくることになった。そのため、次第に材質や技法が向上し、中には奇抜な意匠を施した工芸品にまで成長する。ただしそのため、根付の価値が極端に高くなり、それを買えるのは江戸時代などでは富裕な商人などに限られていった。また、見栄を張る職人なども大金を投じて手に入れた根付を珍重して互いの粋を競い合うようになったりした。
江戸時代に成長したこの工芸品であるが、名人と言われた工人の多くは浪人や下級武士の内職によるものだったと伝わっている。
外部リンク[編集]
- 国際根付ソサエティ 英語 収集家のために定期刊行物を刊行し、国際会議を年2回開いている。協会のウェブ・サイトにはさまざまなスタイルの作例がある。
- [ http://www.netsukekan.jp/]京都 清宗根付館] 現代根付を中心に800点以上を展示している根付美術館
- SAGEMONOYA 提物屋 日本語/英語 古根付を中心に現代根付も扱う販売店舗のサイト。
- 花影抄 日本語 現代根付を中心に販売するギャラリーのサイト。
- 根付のききて(山口真吾の個人サイト) 日本語