本田一成

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本田 一成(ほんだ かずなり、1965年 - )は、経営学者。武庫川女子大学経済学部経営学科教授。元全国スーパーマーケット協会理事[1]

略歴・人物[編集]

愛知県一宮市生まれ。1988年法政大学経営学部卒業。1990年法政大学大学院社会科学研究科修士課程修了。1990年東京都立労働研究所研究員。1991年日本労働研究機構(現・労働政策研究・研修機構)研究員。1994年英国スターリング大学小売研究所客員研究員[2]。2001年「チェーンストアの人材開発 : 日本と西欧」で法政大学より博士号(経営学)取得[3]。2004年4月より國學院大學に勤務[4]。同経済学部准教授[2]、のち教授[1]。2021年4月武庫川女子大学経済学部経営学科教授[5]。専攻分野は人的資源管理、組織行動、労使関係、社会調査、国際経営[2]

『チェーンストアの人材開発』(2002年)、『チェーンストアのパートタイマー』(2007年)、『チェーンストアの労使関係』(2017年)は「チェーンストア労働三部作」[6]または「チェーンストア三部作」[7]と呼ばれる。国内外のチェーンストアの研究から労働組合の研究に移行し、主としてUAゼンセン(全国繊維化学食品流通サービス一般労働組合同盟)を扱い、その集団的労使関係の在り方を評価している。

日本労働ペンクラブ会員(会員名・渋谷龍一)[8]

受賞歴[編集]

  • 1994年3月 - 労働問題リサーチセンター 第8回(平成5年度)冲永賞/「チェーンストア企業における男子正社員のキャリア」『日本労働研究機構研究紀要』第4号、1992年12月[9]
  • 2002年7月 - 日本リテイリングセンター 多田幸正賞(ペガサス最優秀賞)/「チェーンストアにおけるパートタイマーの基幹労働力化と報酬制度に関する実証的研究」『経営情報』8月号、2002年8月[4]
  • 2003年5月 - 日本商業学会 日本商業学会賞優秀賞/『チェーンストアの人材開発――日本と西欧』[10]
  • 2017年7月 - 日本労務学会 日本労務学会賞学術賞/『チェーンストアの労使関係――日本最大の労働組合を築いたZモデルの探求』[11]
  • 2019年1月 - 日本労働ペンクラブ 第29回(2018年度)日本労働ペンクラブ賞/『オルグ!オルグ!オルグ!――労働組合はいかにしてつくられたか』[8][12]

著書[編集]

  • 『チェーンストアの人材開発――日本と西欧』(千倉書房、2002年)
  • 『チェーンストアのパートタイマー――基幹化と新しい労使関係』(白桃書房、2007年)
  • 『主婦パート 最大の非正規雇用』(集英社[集英社新書]、2010年)
  • 『チェーンストアの労使関係――日本最大の労働組合を築いたZモデルの探求』(中央経済社、発売:中央経済グループパブリッシング、2017年)
  • 『オルグ!オルグ!オルグ!――労働組合はいかにしてつくられたか』(新評論、2018年)
  • 『写真記録・三島由紀夫が書かなかった近江絹糸人権争議――絹とクミアイ』(新評論、2019年)
  • 『ビヨンド!――KDDI労働組合20年の「キセキ」』(新評論、2022年)

出典[編集]

  1. a b 本田一成『主婦パート 最大の非正規雇用』集英社(集英社新書)、2010年
  2. a b c チェーンストアのパートタイマー - 基幹化と新しい労使関係 - 本田一成 - 9784561234609 : 本 楽天ブックス
  3. CiNii 博士論文 - チェーンストアの人材開発 : 日本と西欧
  4. a b 本田 一成(経済学部 経営学科) 國學院大學
  5. 教員名簿PDF”. 文部科学省. 2021年4月3日確認。
  6. 労働組合の営みをテレビドラマ化したい! 本田一成・経済学部教授の思いの源泉(前編) 國學院大學
  7. 浅見和彦「書評と紹介 本田一成著『チェーンストアの労使関係 : 日本最大の労働組合を築いたZモデルの探求』」『大原社会問題研究所雑誌』711号、2018年1月
  8. a b 労ペン賞 日本労働ペンクラブ
  9. これまでの冲永賞表彰 労働問題リサーチセンター
  10. 過去の学会賞受賞者一覧(1981年以降)PDF”. 日本商業学会. 2020年1月14日確認。
  11. 学術賞 日本労務学会
  12. 本田一成経済学部教授が日本労働ペンクラブ賞受賞 國學院大學 取材日誌(2019年1月10日)

外部リンク[編集]