曖昧さ回避 (拡張機能)

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

曖昧さ回避拡張機能(Disambiguator Extension)は、MediaWikiの拡張機能のひとつで、曖昧さ回避ページをソフトウェア上他の一般ページと区別し、専用の特別ページを作成するもの。作者はRyan Kaldari。配布ページはmw:Extension:Disambiguator。執筆時点でエンペディアには導入されていないが、ウィキペディア日本語版はじめ各ウィキメディア財団のウィキ、そのほか多くのMediaWikiサイトで導入されている、信頼性の高い拡張機能のひとつ。

機能[編集]

この拡張機能の機能は大きく分けて3つ、「曖昧さ回避ページを区別するためのマジックワードを追加する」、「一部の特別ページから曖昧さ回避ページを除去し、代わりに曖昧さ回避ページ専用の特別ページを追加する」、「ビジュアルエディターなどの使用時、曖昧さ回避ページへのリンクを防止する」がある。

まず、この拡張機能は、曖昧さ回避ページを区別するためのマジックワードとして__DISAMBIG__を追加する。おおむねこのマジックワードは、曖昧さ回避ページ用のテンプレートに埋め込まれ、通常ページ内に直接書かれることはない。テンプレート経由で(もちろん直接でもいいんだけれども)このマジックワードを呼び出したページは、曖昧さ回避ページとして扱われる。

マジックワードを呼び出した曖昧さ回避ページは、特別ページの「孤立したページ」に数えられなくなり、「おまかせ表示」でも表示されないようになる。また、追加される特別ページ「曖昧さ回避ページ」にすべて表示され、曖昧さ回避ページにリンクしているページは「曖昧さ回避ページにリンクしているページ」にリストアップされるようになる。

また、ビジュアルエディターなど入力支援のあるエディターを使用しているとき、曖昧さ回避ページにリンクをしようとすると、リンク先が曖昧さ回避ページであることを表示したり、リンクをできなくさせることもできる。おまけに、曖昧さ回避ページへのリンクに「mw-disambig」というクラスを付与し、文字色を好きに変えたり、文字を大きくしたり、あるいは消したり、まあ好き勝手装飾できるようになる。ふつうは派手にはやらない。