星のカービィの登場キャラクターの一覧

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ゲーム「星のカービィ」シリーズ及び「ティンクル☆ポポ」の登場キャラクターについての詳細を解説する。

主人公系キャラ[編集]

カービィ[編集]

何でも吸い込むことが出来る。やんちゃでかわいい。柔らかい。などと、いろんな特徴を持っている。
吸い込んだものの能力を自分のものにする能力「コピー能力」を持っている。(最近は吸い込んだものの容姿までコピーすると思われがちである)
最初の設定によると名前は覚えやすくポポポ、ゲーム名もティンクル☆ポポというタイトルになったそうだが、急遽予定が変更になり、このようになった。
カービィという名前は、外国でアンケートを採ったときに決まったものであり、カービィ型掃除機(ホントにピンクで丸い。何でも吸い込むが、柔らかいのかまでは定かではない)から取ったとも思われる。弁護士「ジョン・カービィ」の名前から取ったという噂もあるが本当のことはまだ分からない。

大乱闘スマッシュブラザーズシリーズにおけるカービィ[編集]

カービィは本シリーズプレイヤーキャラの1人である。声は大本眞基子で、ゲームのカービィに声が付いたのはシリーズ第1作目の『ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ』が最初である[1]。全作品で最初から使用できるキャラクターとして登場する他、コピー能力の絡みもあり毎作品ごとに新録が行われている。カービィの身長は本シリーズの第1作目においても20cmと公表されているが、実際のプレイ画面ではそれよりも大きくなっている。

『64』のオープニングや『X』のアドベンチャーモード冒頭などではマリオと対峙しており、彼とともにシリーズのシンボル的キャラクターを務めることが多い。前述のように『X』のアドベンチャーモード「亜空の使者」では最初から登場して、その後も群像劇となるストーリー全体におけるの中心人物の一人を担い、同モードにおける出番は全キャラクター中最多クラスである。終盤には、敵勢力である亜空軍の切り札・亜空砲戦艦をエアライドマシンのドラグーンの突進で撃破した、黒幕・タブーにファイター全員が敗北した後、事前に食べ物と勘違いして飲み込んでいたデデデ大王のブローチにより復活、戦闘不能になった他のファイターたちを復活させたなど、重要な役割を果たした。最終決戦に必ず参加できるキャラクターの一人。なお、同モードのムービーではカービィがアニメ版のように「ぽよ」と喋るシーンが存在する。

『X』でゲスト出演したスネークが通信でオタコンからカービィの情報を聞くと、オタコンはカービィを「地球外生命体・吸い込み・コピー・飛行」という能力情報から「強靭な胃袋で何でも無残に溶かす」「敵の能力を強奪するコピー能力で相手になりすまして捕食する」「飛行能力でどこまでも獲物を追いかける」などと人を食らう怪物のように解説される。この通信の内容はカービィの生みの親であり、『スマブラ』シリーズのディレクターおよび監修者である桜井政博によって書かれている[2]

必殺ワザ「吸い込み」(詳細は後述)で相手の必殺技をコピーする能力を持っている。コピーした際には原作と同様にコピー能力に応じた帽子を被る(リンクカービィとソードカービィ、アイスクライマーカービィとフリーズカービィなど、一部原作と共通のものはあるが、ほとんどが『スマブラ』オリジナルにデザインされた帽子である)。相手の数や種類が多いほど戦略を変える事が出来るユニークなキャラクターである。

シリーズ通じての大きな特徴は、連続で5回の空中ジャンプができることである。それによって圧倒的な復帰力を持ち、連続ジャンプのため小刻みに軌道を変えた空中軌道が出来るため空中からのラッシュをかけ易く、空中戦ではかなり有利に戦える。また、地上の攻撃ワザも連続ヒットしたり飛び込みつつ攻撃するなどラッシュに適したものが多く、これらを活かして空中戦を軸にラッシュやコンボを畳み掛けるのが得意である。また被攻撃範囲が小さく、相手の攻撃を受けにくい。

ただし他のキャラクターに比べて体重が軽いために吹っ飛びやすく、体格故にリーチも短い。攻撃一発あたりの威力も低めであるため、重量級の相手には的確に連続攻撃を仕掛けられる技量が必要となる。また、メテオスマッシュ(場外に叩き落すのに適した下ふっとばし攻撃)や『DX』以降の必殺ワザ「ハンマー」など、攻撃力を補うワザも幾つか持っている。

必殺ワザ[編集]

それぞれのワザは「星のカービィ」シリーズのコピー能力から採用されたものだが、「鏡の大迷宮」で『DX』に準拠したワザが使用できるコピー能力「スマブラ」が逆採用されている。

吸い込み
通常必殺ワザ。カービィの特徴であるコピー能力へとつながる技。口を大きく開け吸引する。相手を吸い込むと口の中に入れただけの「ほおばり状態」になり、このまま移動することもでき、通常通り星形弾として吐き出せる[3]他、ほおばり状態で穴に落ちるなどで死亡することでほおばった相手も道連れにできるという反則級な応用技がある。ほおばり状態でキャラクターを呑み込むとそのキャラの通常必殺ワザをコピーし、吸い込みの代わりに使用できる。能力はアピールで捨てることができる。なお、基本的にカービィがカービィを吸い込んでもコピーは出来ないが、吸い込まれた側のカービィがコピー能力を持っていた場合、吸い込んだ側が能力を奪取する。
『X』ではアイテムも吸い込めるようになった。ボム兵などの爆発物のアイテムを吸い込むと体内で爆発してダメージを受けるが、この際に吐き出す煙にもそこそこ威力の高い攻撃判定がある。
スマブラにおけるカービィのコピー能力一覧も参照。
ファイナルカッター
上必殺ワザ。『スーパーデラックス』の「カッターめったぎり」を元にした技。発動すると「カッターを持つ」「切り上げつつジャンプした後カッターを振り下ろす」「着地時にカッターを前方に飛ばす」という3つの動作が順番に行われる。着地時に飛ばすカッターは、コピー能力を使わない場合カービィにとって唯一の飛び道具である他、攻撃範囲も広く貫通能力がある。上昇効果があるためステージ外に吹っ飛ばされた際には復帰として使えるワザだが、一度発動すると地面に着くまで永遠に降下し続ける上、左右への移動はほぼ出来ない。なお64版『スマッシュブラザーズ』のみ、2番目のカッター降り下ろしに強力なメテオスマッシュ効果がある。
前述の通り「カッターめったぎり」由来だが、『ウルトラスーパーデラックス』以降の原作では設定が逆輸入されて「カッターめったぎり」の技名に「ファイナルカッター」が追加された。
ストーン
下必殺ワザ。コピー能力「ストーン」を元にした技。石に変身する。初代『スマブラ』では石の変身パターンは1種類のみだったが、『DX』からは5種類に増えた(オリジナルゲームでの変身に近いピンクの石、『パネルでポン』のおじゃまパネル、棘つき鉄球、100tの重り、『マリオシリーズ』のドッスン)。ただし、変身パターンで技の効果は変わらない。変身中は投げ技以外ほぼ攻撃を受け付けないが、一定時間経過や過度のダメージで変身解除される。空中で変身すると高速で落下し、敵に当たればダメージを与える。『X』では地上で変身したときにも攻撃判定がある。
ハンマー
横必殺ワザ。『DX』以降に登場。コピー能力「ハンマー」由来の技。地上と空中で攻撃範囲と威力が異なる。地上では、隙の大きい横スイングで相手を弾き飛ばす。空中では、ハンマーを縦に回転させ弱い攻撃を連続で当てる(空中だと縦回転になるのは原作でのハンマーと同じである)。
『X』では空中での攻撃が縦回転から横回転に変更されており、地上と空中で威力、範囲は同程度になっている。ただし空中で発動した場合は、自動的に2段振りになるという差異がある。2007年のE3で『スマブラX』が初公開された際の紹介ムービー(製品版にも収録)時点では、『DX』と同じく縦回転となっていた。
『for』ではハンマーを構えたまま力を溜めることでより強力な「鬼殺し火炎ハンマー」へとつなげることが可能となった。
コック
『X』における最後の切りふだ。コピー能力「コック」をもとにした技。周囲の敵 (オリマーのピクミンも含む)、アイテム、敵の飛び道具の弾、アシストフィギュア、モンスターボールから登場したポケモンなどを全て鍋の中に吸い込む。鍋に入った敵は煮込まれダメージを受けた後、鍋から上方へ吹き飛ばされる。同時に鍋は吸い込んだものの量に応じて、回復系を中心に様々なアイテムを噴き出す。プレイヤーを鍋に吸い込める範囲は制限があるが、アイテムなどほかの対象物は吸い込める範囲に制限はない。なお、吸い込める数には制限があり、限界数を超えると自動的に調理を始める。
ウルトラソード
『for』における最後の切りふだ。『Wii』におけるスーパーコピー能力「ウルトラソード」を元とした技。相手を拘束した後、ウルトラソードをコピーした姿となって巨大な剣な剣で滅多切りにする。

仲間(味方)キャラ[編集]

グーイ
カービィの友達である。星のカービィ2では回復アイテム(1だけ)、星のカービィ3では助け役として登場した。
ダークマターと同じ種族ではあるが悪い心は持たない。カービィと同じくコピー能力を持っている(カービィ3での設定)。また、漫画「星のカービィ デデデでプププなものがたり」2巻では、なぜか敵の中に登場した。(その後、また仲間として登場する)
クー
カービィの友達。星のカービィ2、星のカービィ3でカービィと合体して戦う。タッチ!カービィのペイントパニックで一筆書きの問題としても登場する。常に空を飛んでいられる上、向かい風の中を進むことが可能。
名前は「空」の音読み「クウ」から来たものと思われる。
カイン
カービィの友達。星のカービィ2、星のカービィ3でカービィと合体して戦う。地上では動きが遅いが、水流の中を泳いでいけるほか、水の中でも吸い込みが出来る。タッチ!カービィのペイントパニックで一筆書きの問題としても登場する。
名前は「海」の音読み「カイ」から来たものと思われる。

脚注[編集]

  1. 日本では1999年1月21日に発売。『星のカービィ』シリーズにおいてカービィに声が付いた初めてのゲームは、日本では2000年3月24日に発売された『星のカービィ64』である。なお、当時の開発者インタビューによると『64』の音声はすべて第1作目『スマブラ』からの流用である。
  2. ニンテンドードリーム』2008年4月号における桜井および『大乱闘スマッシュブラザーズX』の誌上インタビューより。
  3. ただし、ゲームのように長い距離を進むわけではなく、あっという間に星形弾から通常の姿に戻ってしまう。