日本社会臨床学会
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日本社会臨床学会(にほんしゃかいりんしょうがっかい)は、日本臨床心理学会から臨床心理士の国家資格化に反対する人たちが脱会して1993年に設立した学会。
概要[編集]
日本臨床心理学会は1964年に設立された。1969年10月の名古屋大会から臨床心理士の国家資格化をめぐって対立が起き、反対派が主導権を握った。その後、会員数は減り続け、賛成派は1982年に日本心理臨床学会を設立した。1991年の第27回総会で学会が国家資格化に協力するかどうかで採決が取られ、賛成派が反対派を上回った。反対派は脱会し、1993年4月に日本社会臨床学会を設立した。
「社会・文化のなかで「臨床」という営為を点検、考察し、さらにそのあり方を模索することを目的」とし、「いまの時代を生きる人間の悩みや想い、その背後にある社会の矛盾や問題を、既成の学問の枠組みやその方法にとらわれず、さまざまな領域、さまざまな立場の人びとが共に自由に考える場となること」(会則第3条)を目指している[1]。会則第3条に同意すれば誰でも入会することができ、専門家とクライエントの「する-される」という関係を問い直していることから、精神障害の当事者で会員になっている人もいる[2]。機関誌は『社会臨床雑誌』、学会紙は『社会臨床ニュース』。主なメンバーは、小沢牧子、佐々木賢、篠原睦治、中島浩籌、野本三吉、山下恒男など。
脚注[編集]
- ↑ 日本社会臨床学会会則 Facebook
- ↑ 書家原田牧雄さんに聞く 市川浩メモリアルサイト
外部リンク[編集]
- 日本社会臨床学会
- 日本社会臨床学会(2007年更新停止)
- 日本社会臨床学会からのお知らせ(2006年更新停止)
- 日本社会臨床学会からのお知らせ(2008年更新停止)