日新堂書店

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日新堂書店(にっしんどうしょてん)は、愛知県安城市御幸本町14-14にある書店。JR安城駅南側の商店街にある。

歴史[編集]

1889年(明治22年)創業。新美南吉は1938年(昭和13年)から死去するまで5年間を安城高等女学校の教員として過ごし、安城の地で児童文学作家となった。1939年(昭和14年)4月からは安城に下宿しており、下宿先から歩いて安城高等女学校に通っていた。南吉の日記には何度も日新堂書店が登場する。

南吉の日記[編集]

“「銭」が婦女界十二号に発表される。日新堂で「文芸」を買い「婦女界」はあるかときいたら、もう売りきれましたという。博文堂によって帳面を買い、「婦女界」は?ときくと、奥から持ってきた。パラッとめくると、頁の上の余白のよくタイトルが小さく印されてある箇所に「銭」という字が見えた。あるなと思って前へ頁をくってゆくと、名と題の書かれた頁にきた。よかったと思った。” - 1940年11月18日

“今日サラリイ。日新堂の拂ひが十八圓なにがしあるのには面喰つた。“放蕩”の結果がこれだ。十五圓入金して、うどんやで支那ソバを喰べて寒い野道を歩いて來ると、出て間もない大きな月が私の歸つてゆく村の上にかゝつてゐる。” - 1941年2月23日

営業案内[編集]

  • 営業時間:10:00~19:00
  • 定休日:年中無休

外部リンク[編集]