於之瑩
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於 之瑩(お しえい、於之莹、英:Yu Zhi Ying、1997年11月23日 -)は中国の囲碁棋士である。六段。堅実で正確無比な形勢判断の碁風で知られる[1]。中国囲棋協会所属。氏名の読みは日本棋院の表記に従う[1]。
経歴[編集]
- 1997年11月23日、江蘇省無錫市に生まれる[1]。
- 2002年、5歳で囲碁を習う。
- 2006年、北京の聶衛平道場で学ぶ。
- 2009年、江蘇省の代表として成都の全国大会出場し、優勝する。
- 2010年、入段。2010年建橋杯女子囲棋公開戦ベスト8。
- 2011年、世界戦に参加し、韓国プロの朴智恩に敗れる。
- 2012年、黄龍士双登杯戦の最終戦で謝依旻を破り中国に優勝をもたらす。
- 2013年、黄龍士双登杯戦では6人抜き、穹窿山兵聖杯戦準優勝、スポーツアコードワールドマインドゲームズ女子の個人戦で優勝し五段に昇段。
- 2015年、穹窿山兵聖杯世界女子囲碁選手権で優勝。三星火災杯でベスト16。
- 2016年、IMSAエリートマインドゲームズ女子個人戦で優勝。日中韓ペア碁名人選手権優勝(唐韋星とペア)。男女ペア戦準優勝(唐韋星とペア)。ペア碁ワールドカップ 優勝(柯潔とペア)、おかげ杯国際新鋭対抗戦優勝。
- 2017年、六段。中国女子囲碁リーグで32連勝を記録。
- 2018年3月16日、第1回SENCOCUPワールド碁女流最強戦で黒嘉嘉七段に勝ち、優勝する[2][3]。
- 2019年2月24日、SECKO CUPワールド碁女流最強戦2019の決勝で、崔精九段(韓国)に勝ち、2連覇を果たした[4][5][6]。
人物[編集]
- ニックネームは「小魚(シャオユー)」。魚は於と似た発音で、小は「~ちゃん」の意味がある[1]。
- 好きな食べ物は、寿司、刺身、火鍋[1]。
- 勉強法は国家チームのリーグ戦やネット碁などが中心[1]。
- 中国の於之瑩六段と韓国の崔精九段は女子囲碁界のトップ2と言われ、どちらが強いか海外で話題になっているという[7]。
- 上海経済大学新聞雑誌編集学科に進学する。
脚注・リファレンス[編集]
- ↑ a b c d e f 日本棋院(2019)「月刊碁ワールド」第66巻3号、日本棋院
- ↑ 於之瑩六段(中国)優勝!
- ↑ 囲碁女流国際戦、於之瑩が優勝 黒嘉嘉を下す
- ↑ SENKO CUPワールド碁女流最強戦
- ↑ 碁の女流世界一かけた戦い、於之瑩六段が連覇産経新聞、2019年2月24日
- ↑ 囲碁、中国の於之瑩が2連覇京都新聞、2019年02月24日
- ↑ 世界女子囲碁最強戦 中国の於之瑩六段が連覇中国網日本語版、2019年2月25日