崔精

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崔精(チェ・ジョン、최정、1996年10月7日 - )は韓国囲碁棋士である。劉昌赫九段門下。九段。韓国棋院所属。タイトル獲得数は12個(うち世界タイトルは3回)。英語表記はChoi Jeong。読みの力に優れる棋風。どのような碁でも適切に対処できる力を持つ。

経歴[編集]

  • 1996年10月7日、韓国忠清南道保寧市出身[1]
  • 2002年3月、全南光州グッドモーニング囲碁教室キム・ソク院長に囲碁基礎を習う。
  • 2005年1月ユ・チャンヒョク囲碁道場に移り、本格的な入段準備を始めた。
  • 2010年5月18日、満13歳で韓国国内最年少プロ棋士となる。(チュンアム中2年生)、13歳7ヶ月
  • 2012年1月、金美里に勝ち女流名人戦優勝。15歳で初タイトル(女流棋士最年少優勝記録:15歳3ヶ月19日)。16歳の時、囲碁に専念するため高校を中退する。
  • 2013年1月、朴志娟に勝ち女流名人戦優勝。
  • 2013年10月、女流棋聖戦優勝
  • 2014年3月、女流名人戦優勝
  • 2014年9月、穹窿山兵神杯優勝。穹窿山兵聖杯は女流世界棋戦の唯一の個人戦である。中国蘇州穹窿山で開かれた第5回穹窿山兵聖杯決勝で中国のゼイ廼偉九段段を破り、初めて世界戦の頂点に立つ。8強戦の棋士は中国5人、日本2人、韓国1人。
  • 2015年4月、女流名人戦優勝
  • 2016年2月、女流名人戦優勝。韓国プロ棋士賞金ランキング第9位。第21回LG杯ベスト16。
  • 2017年11月、第8回穹窿山兵聖杯世界女子囲碁選手権優勝。
  • 2018年1月に韓国女流国手戦優勝、10月に韓国女流国手戦優勝。第9回穹窿山兵聖杯世界女子囲碁選手権優勝(2連覇)、11月に女流棋聖戦優勝。第23回三星火災杯ベスト16。
  • 2019年1月23日に日本の仲邑菫新初段との記念対局で、白番中押し勝ちで勝利する[2]

人物[編集]

  • 韓鐘振(ハン・ジョンジン)九段は崔精が入団する前から「これから崔精の時代が来るだろう」と予想した。
  • 師匠の劉昌赫九段は「崔精は読みの力が強く、度胸があるので、大きな勝負に向いている」と述べる。

昇段歴[編集]

  • 2010年5月17日、入段。
  • 2012年1月26日、二段。
  • 2013年1月31日、三段。
  • 2013年11月18日、四段。
  • 2014年9月3日、五段(第5回穹窿山兵聖杯世界女子囲碁選手権戦優勝により)。
  • 2015年7月13日、六段。
  • 2016年10月15日、七段。
  • 2017年11月10日、八段。
  • 2018年1月23日、九段。

脚注・リファレンス[編集]

  1. 日本棋院(2019)「月刊碁ワールド」第66巻3号、日本棋院
  2. 仲邑菫新初段、韓国の崔精九段と記念対局日本棋院、2019年01月23日