数え年

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数え年(かぞえどし)とは、元日に年数を重ねる年齢の数え方である。

概要[編集]

数え年は、出生からその年の年末までを1歳とし、翌年1月1日から年末までを2歳、というように加齢していく年齢の数え方のため、今年から生まれた年を引き、1を足すことによって求められる。満年齢と比べると誕生日前日の24時までは2歳、誕生日前日の24時以降は1歳大きくなる。「出生から何年目」と考えると合点がつきやすい。
東アジアにおいては数え年が伝統的な年の数え方であった。これは、太陰太陽暦では閏月があると満年齢では年齢計算が複雑になるためであった。韓国では現在でも数え年が日常的に使われているが、2023年に公文書での数え年の廃止が決定しており、今後は他国と同様に徐々に使われなくなっていくものと思われる。
一方、東アジアにおいてグレゴリオ暦が採用されると、西洋との足並みを合わせる理由もあり急速に満年齢が普及し、数え年は廃れていったが、一部の宗教行事においては現在でも伝統的に数え年が使われている。