拝島大師

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拝島大師(はいじまだいし)は東京都昭島市にある天台宗の寺院である。正式名称は「本覺院(本覚院)」であり、「拝島大師」は通称である。

沿革[編集]

比叡山横川にあった本尊の元三慈恵大師像は1571年(元亀2年)の織田信長の出兵により焼かれるそうになるところを敬諶大僧都によって救出され、以来、諸国をめぐり、1578年(天正6年)に拝島本覚院が開創されて安置された。元三大師のもとの名前は良源(912-985)で、入滅した日が1月3日(元三)のため、元三大師と言われる。延暦寺中興の祖である。

だるま市[編集]

初縁日の正月2日、3日は毎年、参道の両側に「だまる市」が開かれる。江戸時代の19世紀半ば頃、蚕の病気や増産に効き目があるとして、農家の副業による紙製ダルマ作りが開始され、大勢の人出で賑わう大師の初縁日に売りに出されたのが始まりである。西関東一帯から集まる露店約300軒が並ぶ。「日本一早いだるま市」とも言われる[1]。「多摩だるま」は彫りが深いのが特徴である。

概要[編集]

  • 開創:1578年(天正6年)
  • 本尊:元三慈恵大師
  • 所在地:〒196-0002 東京都昭島市拝島町1-6-15
  • 交通:青梅線/昭島駅から徒歩20分、バスで立川駅北口または拝島駅北口から「拝島大師」下車徒歩1分。

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