手製散弾銃
手製散弾銃(てせいさんだんじゅう)とは、鉄パイプや自動車のショクアブソーバーなどで作られた散弾銃である。市販の散弾銃を改造したものは手製散弾銃には該当しない。
概要[編集]
内径が散弾銃の薬莢と同じか、やや大きいパイプを銃身にして市販のカートリッジ化された散弾を使うのが普通である。薬莢と同サイズに加工された筒を使うのは稀であるが、福岡刑務所の受刑者が刑務所内で密造していた散弾銃は手製散弾銃に近いものであったが、その薬室は薬莢と同サイズに加工されていたようである。薬室よりも銃身が細く加工されていたかは不明である。
薬莢の外径よりも内径が小さいパイプにはカートリッジは入らないが、やや大きいパイプには入れることが可能である。その場合カートリッジのサイズを微調整する必要があるが、本当に作ってしまう者が出ないように微調整の方法は伏せておく。
装弾数は普通は1発で、排莢、装填にも時間が掛かるのが普通であり、連射するためには複数丁持ち歩くか、2丁をテープ等でくっ付ける必要がある。雷管を叩く撃鉄はバネ仕掛けで動かすものの他、手動で雷菅を突くものもあるようである。
登場する映画[編集]
デスウィッシュ3(邦題:スーパーマグナム)狼よさらばの三作目。銃を手に犯罪者たちに立ち向かう主人公の危機を手製散弾銃を持った隣人が救う。デスウィッシュ3に登場する手製散弾銃は、ショックアブソーバーで作られたもののようであった。手動で雷管を突いて発射するものであった。
動画[編集]
https://youtube.com/shorts/R592zvZ_r8o?si=N2zEHYs171YgfzOy
その他[編集]
安倍元首相銃撃事件で使われたものは手製散弾銃の一種である。カートリッジが入手できないため、銃口から火薬を入れる先込め銃のようなものを作ったようである。点火は電気的に行っていたようである。パイプを二本テープで束ねた水平二連式散弾銃のような形状で、弾は左右の銃身に数個ずつ装填されていたようである。先込め式である故に、火薬の量や弾の数は自由に増減できたはずである。
- 報道では二つの銃身に三個ずつ計六個の弾を発射するようになっていたのか、片方の銃身に六個ずつ弾が入っていたのかハッキリしない。
- 更に報道では花火の火薬を使ったのか、火薬も自作したのかハッキリしない。