戦隊レッド 異世界で冒険者になる
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『戦隊レッド 異世界で冒険者になる』（せんたいレッド いせかいでぼうけんしゃになる）は、中吉虎吉による日本の漫画作品。
概要[編集]
『月刊少年ガンガン』2020年11月号から連載されている。
ストーリー[編集]
戦隊ヒーローキズナファイブのレッドとして戦っていた浅垣灯悟。秘密結社ゼツエンダーの絶縁王との戦いで死んだと思われたが、異世界にやってきていた灯悟。冒険者として活動していた灯悟はイドラ・アーヴォルンと出会い、パーティーを組んで人々を助ける冒険をしていく。
登場人物[編集]
- 浅垣灯悟（あさがきとうご）
- 声 - 井藤智哉
- 本作の主人公。熱血なノリであり、元の世界ではキズナファイブのキズナレッドとして正義の味方をしていた。絶縁王との戦いで異世界にやってきた。
- 異世界にやってきて半年でB級になる実力者であるが、変身や技を使うときに爆発をともなうことでアイテムなどが黒焦げになってしまうことから、冒険者からパーティーを組まれなくなってしまっていた。
- 幼いころに両親は交通事故で亡くなっており、そのことは心の奥底で傷になっている。
- 巨乳好きらしく、イドラの胸などをついついチラ見してしまっているらしく、テルティナやシルバーに指摘されている。
- イドラ・アーヴォルン
- 声 - 稲垣好
- 本作のメインヒロイン。16歳。巨乳。
- 異世界からきた灯悟の力を観察する目的もあり、冒険者となって灯悟とパーティーを組む。
- 父親が王家の杖の座を戦いに敗れて追われた王家の杖に一族が復権して世界中の人々に魔導技術を普及させて魔法の力で世界中の人々を笑顔にするのが夢。その夢を応援してくれる灯悟にひかれるようになり、シャウハに理想を否定されたときに灯悟のことを好きだと自覚した。
- テルティナ・リズ・ワーグレイ・アヴァルロスト
- 声 - 田中美海
- アヴァルロスト皇国の第三王女。15歳。
- 王族ではあるものの、ロゥジーしか同行してくれるものがいないまま旅を続けていた。魔力の種の回収をするためにイドラたちに協力を依頼してからは、灯悟とイドラも一緒に旅をする。
- ロゥジー・ミスト
- 声 - 大野智敬
- テルティナの従者。テルティナのことを敬愛している。″孤高の戦鬼″という異名を持つS級冒険者であり、王家の聖剣と呼ばれる伝説の武器を装備している実力者。王家の聖剣は魔力を吸収してしまう性質があるため、魔力のないロゥジーが使うことができた。
- 灯悟は初対面の頃から警戒してテルティナとの旅の同行は認めないと決闘。その結果を受けて渋々テルティナとの同行を認める。
- ラーニヤ
- エルフの里ルグシムの7代目アメン継承者。内気な性格で戦闘中は仮面をかぶることで何とか強気になっている。
アカリナ[編集]
- ルルグアット
- アカリナの領主。魔力の種を使い、町の秩序を守るという名目で街全体を監視して恐怖で支配していた。
- グロッサ
- ルルグアットから街を取り戻そうとしている反抗軍のリーダー。
アヴァルロスト皇国[編集]
- シャウハ・シャムハザール
- 声 - 白石涼子
- イドラの父親を倒して「王家の杖」となった魔導士。魔導技術の管理をするために資格制にして、徹底的に管理する体制をしいている。イドラのすべての人に魔法の恩恵を与えようとする思想とは逆だが、魔道具による悲劇を防ぐための政策。イドラとは考え方の相違から反発はしているものの、イドラも資格制そのものをすべて否定しているわけではない。
- ゴーティス
- 皇帝。
- ダリエル
- 第一王子。
- レグルス・マッハヴォルト
- 皇国騎士団団長。
魔王族[編集]
- アブダビ
- 声 - 吉野裕行
- 灯悟たちの前にアカリナで初めて現れた魔王族。アカリナの領主や反抗軍に魔力の種をばらまき、灯悟たちと戦う。シャウハが現れたことで一時撤退する。
- ヴィダン
- 声 - 鈴村健一
- 母親である魔王と結婚しようとしている。労働者を操ってアジールの父親を殺させ、アジールに力を渇望させるように仕向けた。アジールが灯悟に敗れたことで自分ですべてを倒そうとしたものの、灯悟に再び阻止されて、アブダビと共に撤退する。
- ドマド
- ブイダラ
その他[編集]
- ポセイドン
- 声 - 山内健嗣
- イドラに仕える執事。イドラに対して過保護なところがあり、灯悟が同じ屋敷に住むと聞いた時には去勢しようとした。
- ハウディ
- 声 - 星野貴紀
- イドラの父親。シャウハ・シャムハザールに負けて王家の杖の座を追われる。
- アジール
- ラーニヤの昔馴染み。
- 父親が反乱によって殺害されるなどの事件があり、魔力の種による特権魔法で砂を操る力を得る。これによって力で人を支配して平和をもたらそうと考えるようになった。反乱がおきたのもヴィダンの計略であり、執事に成りすましたヴィダンに全て動かされていた。灯悟によって倒され、再びエルフと友好関係を結ぶ。
- ユーゲス
- 相手をカードに閉じ込める特権魔法使い。美少女をカードに閉じ込めてコレクションする悪趣味な男。イドラの機転を利かせた爆発で敗れる。
- ギミック
- アジールの協力者。灯悟にあっさり敗れる。
- ベルーガ
- アジールの父。反乱で殺害される。
- ラーヴァン
- ラーニヤの父。ベルーガとは親交があった。
- 大婆（おおばば）
- 二階堂天理の元仲間。時間停止魔法で老化をおさえている1000年以上生きるエルフ。シルバーとの約束通りに灯悟に残されたメッセージを見せた。
- 初代アメン
- 二階堂天理の元仲間。異世界人。ラーニヤの先祖。ナンパ男だが、砂漠に変えられた土地の惨状を見て生涯をかけて復興し、元の世界には帰らなかった。
- ザッツ
- 声 - 木暮晃石
- 灯悟がイドラと会って初めてのクエストで競った相手。
- レイン
- 声 - 善養寺恭平
- 灯悟がイドラと会って初めてのクエストで競った相手。
- ギルドマスター
- 声 - 鷲見昂大
- ノイゼル卿
- 声 - 虎島貴明
- 魔力の種によって怪物となった。
- ミノタウロス
- 声 - 三宅貴洋、山根雅史、丸山優樹
- 通行人
- 声 - 中吉虎吉（原作者）、冨岡淳広（脚本家）
- アニメ第1話登場。
灯悟のいた世界[編集]
キズナファイブ[編集]
- 万丈寺 流（ばんじょうじ ながれ） / キズナブルー
- 声 - 松風雅也
- 24歳。IT企業社長。
- 飛星 エミリ（とびほし エミリ） / キズナイエロー
- 声 - 菊地美香
- 26歳。高校教師。元ヤンキー。
- 堅岡 修二（かたおか しゅうじ） / キズナグリーン
- 声 - 土田大
- 20歳。大学生。
- 愛沢 ツカサ（あいざわ ツカサ） / キズナピンク
- 声 - 小宮有紗
- 16歳。高校生。
- 二階堂 天理（にかいどう てんり） / キズナシルバー
- 一人称は「僕」。予知能力がある。灯悟を救って死んだと思われたが、灯悟と同じ異世界に転生していた。灯悟の異世界にきたときより1000年前の世界だったため、この世にはいないながらもメッセージを残し、自分のことで後悔しないようにと伝える。
- 巨乳であり、灯悟に話すときに5秒に一度胸をチラ見していたことに気づいていた。
- ペタゴラス博士
- キズナファイブの生みの親。
- キズナファイブアイテムボイス
- 声 - 稲田徹
秘密結社ゼツエンダー[編集]
その他[編集]
- 進藤 大悟（しんどう だいご）
- 灯悟の父親の親友で、両親を亡くした灯悟を家族として受け入れた。
- 清弘（きよひろ）
- 大悟の息子。大悟とは同い年で友達になるも、ウラギリスによって操られる。
- 澄香（すみか）
- 大悟の娘。
用語一覧[編集]
- 秘密結社ゼツエンダー
- 灯悟がいた世界の悪の秘密結社。人々から絆を奪って世界征服を企んでいた。
- 王家の杖
- 王族に仕える最高魔導士。魔導技術の研究・管理を任されている。
- 魔力の種（まりょくのたね）
- 体に植え付けると魔力が増幅。宿主の願望をかなえる特権魔法が使えるようになる。しかし、種が成長して宿主の力を超えると宿主の肉体を取り込んで異形の魔獣へと変貌させてしまう。
- 魔王族（まおうぞく）
- 千年前に封印された魔王の復活をもくろむ人類の敵。
- アヴァルロスト
- 帝都。
単行本[編集]
スクウェア・エニックス〈ガンガンコミックス〉より発売。
| 巻数 | 初版発行日 | ISBN | 備考 | サブタイトル | ||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2021年4月12日（2021年4月12日発売） | ISBN 978-4-7575-7195-2 |
| |||
| 2 | 2021年9月10日（2021年9月10日発売） | ISBN 978-4-7575-7466-3 |
| |||
| 3 | 2022年4月12日（2022年4月12日発売） | ISBN 978-4-7575-7876-0 |
| |||
テレビアニメ[編集]
2025年1月より放送。
各話リスト[編集]
| 話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 第01話 | 戦隊レッドと魔法使い | 冨岡淳広 | 川口敬一郎 | 大西秀明、伊藤亜矢子、李少雷、古矢好二 | 丸山修二、大西秀明 | |
| 第02話 | 戦隊レッドと冒険者達 | 森地夏美 | 中野英明 | 李少雷、原誠 溝渕美穂 金到暎 松本恵子 大野勉 田中克憲 米田雅哉 李雄宰 徐学文 Lit Edu Paz Gómez de la Muñoza |
丸山修二 伊藤亜矢子 大西秀明 長坂寛治 | |
脚注[編集]