愛国婦人会
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愛国婦人会(あいこくふじんかい)とは、明治時代後期に生まれた軍事援護の婦人団体。機関誌は愛国婦人。
概要[編集]
明治34年(1901年)に奥村五百子の主唱で近衛篤麿・下田歌子・陸軍省・海軍省・内務省などの後援、協力を得て結成された。明治37年(1904年)に日露戦争が始まると軍人の援護に活躍し、会員がこの際に一気に46万人余に増加した。大正時代になると貧困者の救済など一般の社会事業にも取り組んだ。
昭和6年(1931年)に満州事変が起こると、以後は愛国婦人報国運動を展開して女性への軍国主義思想を拡大したりして戦時体制への協力を推し進めたりする。しかし庶民層の女性の支持は余り得られなかったと伝わっている。昭和17年(1942年)に大日本婦人会に統合された。