府中暴行飛び降り事件

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府中暴行飛び降り事件
場所広島県府中町
日付2022年6月30日
午後7時35分頃 – 午後8時10分頃
標的A(男・19歳・会社員)
攻撃手段傷害、強盗、監禁、転落、証拠隠滅
損害脳挫傷、意識不明
犯人B(主犯・男・18歳・足場作業員)、5名(男・15-18歳)、D(女・22歳・アルバイト従業員)、E(共謀者・男・15歳・塗装工)

府中暴行飛び降り事件(ふちゅうぼうこうとびおりじけん)は、2022年6月30日午後7時35分頃に広島県府中町にて被害者 A(男・19歳・会社員)が主犯 B(男・18歳・足場作業員)らに呼び出され、B側は9名(Aを除いた人数)が集まり、商業施設の立体駐車場屋上にてAがBを含めた加害者6名(15-18歳)より約35分間暴行を受ける最中に24mの屋上から飛び降りた事件[1][2][3][4]

経緯[編集]

2022年6月30日に主犯 B(男・18歳・足場作業員)は、加害者 C(男・18歳・高校生)に自分の存在を伏せた上で被害者 A(男・19歳・会社員)を店に呼び出すよう指示し、計9人(15-18歳・足場作業員など)が集まった[1][2][3]。位置情報共有アプリで偶然集まった加害者の一部は事件当日に初めてAと会い、面識すらなかったという[1]

Bは2022年3月30日夜に広島市中区の公園などにて知人1名と共謀し、Cに「陰口を言った」と言い掛かりを付け、ハサミを見せ「ベロを切る」などと脅迫し、暴行を加えて頭に打撲を負わせ、近くの川に突き落としたといい、Cは恐怖でBに逆らえなかったという[3]

Aの到着前にBは「逃げないよう取り囲め」と他の加害者に指示した[3]。午後7時35分頃にAの乗用車が到着すると、足場作業員ら5人が次々と乗り込み、1階ロータリーから立体駐車場4階まで走行させ、Aを監禁した[1]。足場作業員は「殴りたいやつ、おる?」と煽り、数名がAの顔などに暴行を加え、Aの財布から現金を奪い「欲しいやつは取れ」と叫んだ[1]。更にAのスマートフォンに消火器を叩き付けて壊し、男性を乗せた買い物カートをスロープで押して何度も転倒させ「スパーリングだ」と加害者6名は代わり代わりにAに壮絶な暴行を加えた[1]。その後、Aは車内に監禁されて暴行を受け、泣きながら抵抗しなかった後、耐えきれずに午後8時10分頃に24mの屋上から飛び降りた[1][2][5]

事件後[編集]

Aは屋上から転落して全身を強く打ち、脳挫傷となり、意識不明の重体となった[3]

7月5日にBら加害者6名は傷害容疑で逮捕され、8月16日に監禁・強盗傷害容疑で再逮捕された[2]9月5日にはBがAに飛び降りを余儀なくさせ、転落直前にもAの腹を殴ったり消火器で携帯電話を壊したりしたとして、加害者6名のうち3名が暴行・器物損壊容疑、2名が暴行容疑で再度再逮捕された[1][2][4]

9月8日にはAのスマートフォンを7月10日に隠して証拠隠滅したとして、Bの知人であるD(女・22歳・府中町青崎東・アルバイト従業員)が証拠隠滅で逮捕された[2]。加害者6人と共謀したE(男・15歳・塗装工)も送検された[4]

脚注[編集]

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