幾寅峠のハチ公(いくとらとうげのハチこう)は、北海道南富良野町にある幾寅峠の忠犬として知られる。
1975年1月18日、幾寅峠に捨てられた薄茶色の北海道犬である。約1年半も道ゆく黒色の車を見つめたり、寄って中を覗き込んだりしていた(飼い主が黒色の車であったため)。住民たちは、その様子を見守ったり、可愛がったりし、「ハチ」と名付けた。しかし、除雪車にはねられ、死去してまう。
幾寅峠の駐車場に鳥獣魂碑の横にハチの碑が建っている。全国の愛犬愛好家の寄付によって建てられた。