平戸ジャンガラ踊り
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平戸ジャンガラ踊り(ひらどじゃんがらおどり)とは、盂蘭盆の8月18日に長崎県平戸市内で笛や鐘、太鼓の音が響き渡り開始される踊りのことである。長崎県の無形民俗文化財に指定されている。
概要[編集]
この踊りはもともとは志々岐神社の神田の領民による豊年踊りだったと言われている。年代は戦国時代の元亀3年(1572年)に始まったという。ジャンガラとは自安和楽(ジヤングアラ)の字が当てられる。ジャンとは鐘の音、グアラとは多数の小鼓を鳴らす音のことで、自安和楽とはこれを巧みにもじった呼称であると『甲子夜話』に記録されている。
飾り付けをした菅笠を頭にかぶり、菅笠からは布を垂らして顔を隠し、腰に小鼓を結びつけ、踊り手とはやし手で組を作り、賑やかに踊り歩く。この踊りは平戸市全域で行なわれ、各地の神社仏閣へ奉納される。