岩崎陣屋
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岩崎陣屋(いわさきじんや)とは、現在の秋田県湯沢市岩崎に存在した陣屋である。
概要[編集]
久保田藩の支藩である出羽国岩崎藩主・佐竹義理は、明治3年(1870年)に雄勝郡岩崎藩の知事となり、湯沢岩崎に藩庁となる陣屋を築いた。この陣屋は戦国時代にこの地を支配した大名・岩崎氏の居城である岩崎城が存在した丘陵の南麓に存在したと言われているが、陣屋が存在した期間が短すぎるため、その遺構は明らかになっていない。
明治4年(1871年)、義理はそれまでの藩庁だった椿台陣屋から岩崎陣屋に移転し、家臣や領民の多くもそれに従って移転した。陣屋跡の近隣にある八幡神社拝殿の唐破風は陣屋殿舎からの移設と伝えられ、湯沢市の文化財に指定されている。
現在、陣屋跡には千年公園、岩崎保育園が存在している。