山梨小学生失踪事件
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山梨小学生失踪事件(やまなししょうがくせいしっそうじけん)は、2019年9月21日に山梨県道志村のキャンプ場「椿荘オートキャンプ場」にて小1女児が1人でテントを出たまま行方不明になった事件である。
概要[編集]
女児は事件当日、家族や友人ら約30人と2泊3日の予定でキャンプ場を訪れていた。警察や消防、自衛隊が最大時に1日に300人態勢で捜索活動を展開したが、10月5日になっても発見できていない。衣類や所持品なども見つからず捜索は難航を極めている。
事件の経過[編集]
- 2019年9月21日、山梨県道志村の「椿荘オートキャンプ場」で成田市の小学1年生が行方不明となり、山梨県警や消防など約70人態勢で捜索している[1]。
- 2019年9月25日、山梨県は24日に自衛隊派遣を要請し、隊員が150人体制で捜索に加わる。
- 2019年9月28日、陸上自衛隊は9月28日正午に捜索活動を終了した[2]。
- 2019年9月29日、大渡キャンプ場から道志川付近を中心にして、これまで捜していなかった空き家を中心に捜索を始めた。警察、消防のほか、地元の消防団やボランティアなど97人態勢となっている。
- 2019年9月30日、家族から提供を受けた写真を山梨県警察が公開した。
- 2019年10月7日、警察は10月6日をもって大規模な捜索を一旦打ち切ることを決めた[3]。これまでに延べ1,700人が捜索に当たっていた。同日、登山経験が豊富なメンバーを含む有志でつくるボランティア団体が新たに設立され、ボランティア団体による捜索が開始された。
事件の余波[編集]
- 2019年9月29日、捜索するボランティアが崖から転落し、腕や手首を骨折したが自力で下山した[4]。
- 2019年10月1日、ボランティアで捜索に参加していた東京都練馬区の男性が子グマ2頭に遭遇し、逃げようとして転倒し骨折した[5]。
- 2019年10月5日午前8時半ごろ、取材中のテレビ朝日のカメラマン男性が沢に転落し、鎖骨を折るなどの重傷を負った[6]。
参考[編集]
- ↑ 山梨のキャンプ場、7歳女児が行方不明朝日新聞、2019年9月24日
- ↑ 山梨の女児不明、陸自が捜索終了朝日新聞、2019年9月28日
- ↑ 小1女児、大規模捜索を打ち切り…家族とも話し合い決定読売新聞、2019年10月6日
- ↑ 転落の捜索ボランティア男性、見つかる 命に別条なし朝日新聞、2019年9月29日
- ↑ ボランティア、クマ遭遇しけが=小1不明女児の捜索中-山梨・道志村時事通信、2019年10月02日
- ↑ テレ朝カメラマンが転落、重傷産経新聞、2019年10月5日