小笠原信之 (ジャーナリスト)
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小笠原 信之(おがさわら のぶゆき、1947年 - 2012年)は、フリージャーナリスト[1]。
東京生まれ。1971年北海道大学法学部卒業。1972年北海道新聞記者。1986年からフリー[2]。1988年神田外語学院日本語教師、1991年環境ジャーナリストの会理事[3]。
1990年東芝の労使問題を取材した「東芝府中マル缶第四ライン」[4]で第9回潮賞ノンフィクション部門優秀作受賞[2][5]。企業からの圧力がかかったためか、単行本化にあたりタイトルを『塀のなかの民主主義』に変更させられた上、部数を抑えられ、新聞広告や月刊誌『潮』の宣伝ページに掲載されなかったとされる[5]。
著書[編集]
単著[編集]
- 『灰になれなかった肺――ひろがるじん肺禍の実態』(記録社、1986年)
- 『しょっぱい河――東京に生きるアイヌたち』(記録社、発売:影書房、1990年)
- 『実例で学ぶ日本語新聞の読み方』(専門教育出版、1991年)
- 『塀のなかの民主主義』(潮出版社、1991年)
- 『日本語表現便利帳――日常生活の分野別』(専門教育出版、1991年)
- 『日本語表現便利帳――日常生活の分野別』(宇田出版社、1997年)
- 『分野別・日本語の慣用表現――豊富な文例つき』(専門教育出版、1992年)
- 『ガン告知最前線』(三一書房、1993年)
- 『外国人学生のための大学合格小論文』(専門教育出版、1993年)
- 『ガン“告知"から復帰まで――疑問と不安完全ケア』(緑風出版[プロブレムQ&A]、1995年)
- 『職業としてのフリージャーナリスト』(晩聲社、1996)
- 『アイヌ差別問題読本――シサムになるために』(緑風出版[プロブレムQ&A]、1997年、増補改訂版2004年)
- 『アイヌ近現代史読本』(緑風出版、2019年)
- 『「がん」を生きる人々』(時事通信社、1998年)
- 『アイヌ近現代史読本』(緑風出版、2001年)
- 『許されるのか?安楽死――安楽死・尊厳死・慈悲殺』(緑風出版[プロブレムQ&A]、2003年)
- 『アイヌ共有財産裁判――小石一つ自由にならず』(緑風出版、2004年)
- 『日本語のトリセツ――取扱い説明書 いつまでも自信がもてないオトナのための文章ドリル』(雷鳥社、2004年)
- 『どう考える?生殖医療――体外受精から代理出産・受精卵診断まで』(緑風出版[プロブレムQ&A]、2005年)
- 『医療現場は今』(緑風出版、2006年)
- 『ペンの自由を貫いて――伝説の記者・須田禎一』(緑風出版、2009年)
- 『伝わる!文章力が身につく本』(高橋書店、2011年)
- 『伝わる!文章力が豊かになる本』(高橋書店、2012年)
- 『「北方領土問題」読本――どう解決すべきか?』(大沼安史編、緑風出版[プロブレムQ&A]、2012年)
共著[編集]
- 『消えたエプロン――ルポ父子家庭』(細川公夫、喜多義憲共著、大月書店[大月フォーラムブックス]、1981年/日本図書センター[文献選集現代の親子問題]、2009年)
- 『チンチン電車と女学生――1945年8月6日・ヒロシマ』(堀川惠子共著、日本評論社、2005年、デジタル複製版2014年)
訳書[編集]
- ヘンリー・ハンマン、スチュアート・パーロット『チェルノブイリのメィデー――大惨事はなぜ起きたか 英国人ジャーナリストが追う』(青山明弘共訳、一光社、1988年)
- スーザン・ネッシム、ジュディス・エリス『がんサバイバル――生還者たちの復活戦』(緑風出版、1996年)
- ハーバート・ヘンディン『操られる死――「安楽死」がもたらすもの』(大沼安史共訳、時事通信社、2000年)